サイト内検索
BioMedical Forum 2025 開催報告
本イベントは12月2日に中百舌鳥キャンパス学術交流会館にて、学内外から132名と多くの参加を頂き開催致しました。公務でご多忙の中、辰巳砂 昌弘学長、農学研究科の乾 隆教授(創薬科学研究科長予定者)による開会挨拶に続き、「がん免疫を分子で操る」をテーマに4名の新進気鋭の講演者による熱い講演と質疑応答が繰り広げられました。弓場先生にはオールインワン型がん微小環境対応のがん免疫活性化システム、福田先生と新居先生はそれぞれ独創性と新規性の高い細胞治療法として好中球とマクロファージを用いた革新的がん免疫療法、そして樺山先生にはα線放出核種を用いたがん治療におけるがん免疫増強に関する最新成果をご講演いただき、どの講演にも時間をオーバーする質疑討論が繰り広げられ熱気あふれる講演となりました。
今回初めての試みとしまして、企業ポスター発表という形で、レフェイン・ジャパン株式会社の志波公平氏にMass Photometryという新しい原理に基づく粒子サイズ・分子量解析装置を、橘経営合同会社の大上勝弘氏には膜乳化法によるDDSのためのナノ粒子作製装置について情報提供頂きました。これらは創薬科学研究に大きな変革をもたらす新規実験装置として注目を集めました。
また、本イベントで最重要視している学生の成長を促すポスターセッションでは学外からの11件を含め37件の学生による発表が行われ、17名の審査員からなる厳正なる審査の結果、以下5名が優秀ポスター賞に選ばれました。改めまして、受賞者の皆様にはお祝い申し上げます。今後益々のご活躍を祈念しております。
PP08 浜辺 祐輔 (九州大学大学院システム生命科学府)PP17 吉良 凌一(大阪公立大学大学院理学研究科)PP24 石飛 城慈郎(大阪公立大学大学院理学研究科)PP33 大前 諒真(九州大学大学院システム生命科学府)PP36 平田 剛(京都大学大学院薬学研究科)
最後に、今回ご講演いただいた先生方のみならずポスター発表者、そして活発に質疑討論してくださいました参加者の皆様と、財政面でご支援いただきました(株)細胞工学研究所様ならびに八洲薬品(株)様に厚くお礼申し上げ今回の報告とさせていただきます。また一年後に堺市中百舌鳥で再会出来ますことを願っております。
世話人代表 長﨑 健
当サイトではサイトの利用状況を把握するためにGoogle Analyticsを利用しています。Google Analyticsは、クッキーを利用して利用者の情報を収集します。クッキーポリシーを確認