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2022年4月23日

  • 研究成果

論文がWiley発行のFEBS Lett.誌に掲載され、掲載号の表紙に採用されました

関荘一郎くん(D2)の論文がFEBS letters誌に掲載されました。

Discovery of a novel siphonaxanthin biosynthetic precursor in Codium fragile that accumulates only by exposure to blue-green light

ミル(Codium fragile)は海岸に生育するので、満潮時には海中の青緑色の弱い光、干潮時には白色の強い光を使って光合成をしています。そこで、集光タンパク質に結合したシフォナキサンチン という独特のカロテノイドが緑色の光を効率よく吸収して光合成をしています。このシフォナキサンチンはほうれん草などの陸上植物の集光タンパク質に結合しているルテインから生合成されると考えられてきましたが、実験的な証拠は何もありませんでした。今回の研究で私たちはミルに青緑色の強い光を照射するとシフォナキサンチンの前駆体が蓄積することを発見し、前駆体の化学構造を解明しました。

この成果は掲載号の表紙で紹介されました。