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2022年6月6日
- 研究成果
論文がACS社のJournal of Chemical Physics Letter誌に掲載されました。
ドイツ バイロイト大学 J. Köhler教授との共同研究で、両者が責任著者です。
精製した緑藻ミルの光合成アンテナを希釈して、1つの分子からの発光を観測する「単分子分光法」を行いました。その結果、赤い光を照射した場合だけ、低エネルギーで短寿命の蛍光シグナルが観測されました。これは、赤い光で消光が誘導されることを示唆します。このような現象は陸上植物の光合成アンテナLHCIIでは観測されておらず、緑藻ミルの光合成アンテナSCPに特有の現象と考えられます。