活動情報
2022年8月10日
- 実験
【科学実験講座】身近な光のサイエンス~回折格子で見る光の虹~
■日時 8月10日(水)13時30分~15時00分
■会場 大阪公立大学 I-siteなんば
■内容 身近な光のサイエンス~回折格子で見る光の虹~
■概要 (1)身近な道具で虹を作ろう:ペットボトルや CD などの身近な道具を用いて懐中電灯の光をいろいろな色に分ける実験を行なった。光の屈折を原理とする虹は、光を入射した容器の前方を見ていても観測できない。光は容器内で反射して出射され、観測者側に虹が作られる。受講生は光の照らし方や投影する壁面との向きを工夫し、試行した内容を配布プリントに記録した。教員 4 名が受講生に寄り添い、必要に応じて観測を支援した。
(2)回折格子で見る光の虹:光の回折と干渉について原理を説明し、回折格子をラミネートで保護した。その後、回折格 子を用いてLEDと蛍光灯の光の虹 (分光スペクトル)を観察した。発光の仕組みに応じて分光スペクトルの形や色彩が変化する。電球の種類は秘匿してあり、肉眼では二つとも同じ色合いに見える。受講生は光の虹を色鉛筆でスケッチし、その特徴を参考資料と比較して電球を特定した。これらの実験を通じて受講生はLEDと蛍光灯の発光の仕組みについて考察した。
受講生の感想(アンケート抜粋)
・とてもおもしろかったです。虹の仕組みなどは少し知っていたけど知らないものもあり、光の色ごとに屈折の大きさが違うというのはおもしろいと思いました。実験も楽しかったです。
・実験がたくさんあったので、話にあきることなく講義をうけることができた。また、話の難位度もちょうど良くてよかったと思う。
・虹を見るだけでたくさんのことが分かるんだと知りました。人の目で見える光はとても少ないんだと思いました。
・とても楽しかったです。今、学校の理科で光について勉強しているので、それの応用のようなかんじでおもしろかったです。人間の目に見える可視光はとても少なくてびっくりしました。身近にサイエンスがありました。
・回折格子で光源を見ることで、その光源の種類が分かることが印象に残りました。
・同じように見える電球も実は種類によって出している光の色の強度の差があるということを知り、驚きました。