活動情報

■日時　8月19日（月）10時00分～12時00分

■会場　大阪府立環境農林水産総合研究所 本部・環境と食農の技術センター

■内容　環境の調査研究業務の見学および実習

■概要　大阪府環境農林水産総合研究所 本部・環境と食農の技術センターで、環境を学ぶためのプログラムに参加しました。
研究所の紹介や取り組みについての説明を受けた後、2班に分かれて順番に分析室の見学をしました。
「水質環境」に関する分析室では、水中の微量化学物質の分析に必要な前処理の様子や、濃度の測定に用いる装置を見学しました。
「大気環境」に関する分析室では、採取装置を見学し、走査型電子顕微鏡を用いて大気中の微粒子を実際に観察しました。

続いてクロマトグラフィーの実習を行いました。「川を汚そうとする犯人を捜すため化学捜査を行う」という中高生にもわかりやすいテーマに取り組むことにより、カラムクロマトグラフィーと薄層クロマトグラフィーの原理を楽しみながら学びました。

まずは、混合色でできた容疑者の所持するペンに犯行に使われた色が含まれているかという課題では、ペーパークロマトグラフィーを利用して、インクの色素が分かれることを確認し、成分が分離する仕組みを学びました。

更に、容疑者の衣類に付着した蛍光物質から犯人を特定するという課題では、薄層クロマトグラフィーを利用して、試料を滴下したTLCプレートをブラックライトで照射することにより、水溶性の高い物質の方が、分離移動度が大きいことを観察しました。