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ポアンカレ予想という数学の珠玉の問題が文化を牽引する見事な様子を,過去100年の歴史をふり返り紹介する. | ||
物理学と数学は異なる学問である。 しかし、その違いを強調するばかりでは、建設的ではない。 歴史を振り返りつつ、数学と物理の"微妙な関係"を述べたい。 最近の例として、時間があれば、可積分系の物理学と数学について、話す予定である。 | ||
前半では数学研究と数学科のあり方について提言を行います。 特に数学科の学生が社会においてどのように貢献 できるかを考え、 教育のひとつの目標、またそれに関して「抽象化」と「一般化」の必 要性について述べさせて頂きたいと思います。 後半は、数学において「抽象化」と「一般化」が如何に本質的であり、 これからの研究において重要であるかをトポロジー(カンドル)の話題から簡単に紹介します。 |
金児学長は数学研究所への大学としての支援の概要について話をしました。河内所長は数学研究所のこれからの役割について話をしました。 小島先生、和達先生お二人ともご専門に関する(結び目理論にも関係する)興味深いお話でした。 (小島先生は日本数学会理事長、和達先生は日本物理学会会長というご多忙な職に就かれておりますが、 快く講演を引き受けていただいたことに感謝申し上げます。)鎌田先生は、本学出身で、昨年度「2次元ブレイドおよび4次元結び目理論の基礎の構築」の 業績により、日本数学会幾何学賞を受賞された結び目理論の若き専門家です。群の概念を超えているカンドルの概念を強調していたのが印象的でした。 125名の参加者があり、数学研究所の開設を記念するのに相応しい、格調のある会議となりました。
最終更新日: 2005年5月19日 (C)大阪市大数学教室 |