C22棟(PFC-C棟)・・・量産実証研究(量産型植物工場)
施設概要
C22棟はリーフレタス類が日産最大6,600株の量産が可能な人工光型メガプラントのモデル施設です。ここでは、植物工場の産業化に向けた本格的な普及拡大を目指し、生産から流通、販売に至る各種の実証研究が行われています。
- 経済産業省「イノベーション拠点立地推進事業」
- ・2014年9月竣工
- ・鉄骨造2階建
- ・延床面積約1,300m²
全景
平面図
立面図
先端技術の研究事例
新世代のメガプラントとして、時計遺伝子に起因する概日リズムに着目した苗選別と自動移植ロボット、重労働からの解放と人件費の抑制を意図した自動搬送装置、各栽培棚へのダイレクト送風システム、赤、青、遠赤色、白による4色混合光源などの当時の最先端技術を導入しました。なお、LEDは技術革新に伴って白色光型へと転換しています。量産型植物工場での栽培工程
C22棟では日産最大6,600株のリーフレタス類を栽培しています。栽培は、播種・緑化工程から始まり、育苗工程、栽培工程を経て、収穫・トリミング・袋詰め工程と進みます。全行程はおおむね40日で、露地栽培の約半分の期間で促成栽培を達成しています。
苗の移植~育苗室
自動移植はメガプラントでは不可欠の技術です。153穴の育苗パネルで概ね2週間、15段の複層棚で苗を育てます。栽培室
32穴の栽培パネルに定植された苗は20日程度かけ、16~18段、6レーンからなる複層棚で出荷サイズまで育てられます。栽培パネルは毎日1パレットずつ自動搬送装置で前送りされ、最後に収穫室に向かいます。