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2022年5月18日

  • 教育

2021年度ヘルスリテラシーに関する全学アンケート調査結果について

世界中が新型コロナウイルス感染症の流行による未曾有の試練に直面する中、メディアやインターネットを通じた健康関連情報を正しく理解し、批判的に分析しながら利用するヘルスリテラシー(HL)の重要性があらためて認識されています。我々は、全学共通教育・健康・スポーツ科学科目において、今後HLを核とした新たな健康教育を構築するための基礎資料を得ることを目的として、2020年12月ならびに2021年10月に大阪市立大学ならびに大阪府立大学の在学生を対象として全学Webアンケートを実施しました。
 総計1,347例の回答のうち、選定基準を満たす1,049例の有効回答について解析を行いました。大学生同士の国際比較を行った結果、今回の対象におけるヘルスリテラシーレベルは低い水準にあることが明らかとなりました。特に、健康情報の真偽、信頼性を評価する能力や、ヘルスプロモーションに関して健康情報を活用する能力においてスコアが低い結果となりました。また、本対象において、女性ならびに学年の低い学生では、低いヘルスリテラシーレベルを有する者の割合が大きくなりました。さらに、ヘルスリテラシーレベルが高いことは、健康維持にとって良好な生活習慣を有することや、自覚的な健康度が高いことと関連しました。

 

詳しい結果は以下のファイルをご覧ください。