研究成果

2023年3月13日

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2022年度人工光合成研究センター活動報告会を開催しました

2022年度大阪公立大学人工光合成研究センター活動報告会は終了いたしました。皆様のご参加ありがとうございました。
学生活動表彰と活動報告会学生講演表彰に以下の方を選出いたしました。おめでとうございます。

2022年度人工光合成研究センター学生活動表彰

理学研究科・物質分子系専攻・博士前期課程2年 紀太 悠

この度は、学生活動表彰にご選出いただき誠にありがとうございます。前期博士課程の集大成として受賞できたことを大変嬉しく存じます。評価いただきました研究業績に関しては、これまでご指導いただきました天尾教授をはじめ、培養作業に関するご指導を賜りました藤井准教授、さらには共に研究活動に励んだ天尾研究室の方々のご協力なしには成し遂げられませんでした。この場をお借りし、心より御礼申し上げます。4月より、企業の研究者として活躍できるよう、より一層邁進して参ります。

2022年度人工光合成研究センター学生発表表彰

(プラチナ賞)
理学研究科・化学専攻・博士前期課程1年 竹内未佳

この度は学生発表表彰にご選出いただき誠にありがとうございます。日頃からご指導いただいております天尾教授をはじめ、その他ご支援いただきました多くの方々に感謝申し上げます。昨年は卒業研究での成果を前進させることを目標に「可視光を駆動力に地球温暖化の原因物質である二酸化炭素からプラスチック原材料の合成」を達成できました。今回その発表を評価していただけましたことは大変嬉しく存じます。また、末筆ではございますが本会の開催ならびに選考を担当していただいた先生方には深く感謝申し上げます。研究内容に関しては、まだまだ改善すべき課題もありますので、この度の受賞を励みとし今後も精一杯研究活動に邁進して参ります。

(ゴールド賞)
理学研究科・物質分子系専攻・後期博士課程2年 関 荘一郎

人工光合成研究センター報告会にてプレゼンテーション賞を受賞させていただき、大変光栄に感じています。今回発表させて頂いた内容は、僕が研究室に入った学部四回生の頃から始まり、3~4年かけてきた研究です。本研究を通して、担当教員の藤井先生はもちろん、他にも多くの共同研究者の方にお手伝い頂きました。その中で一喜一憂しつつも継続し、結果として去年の冬に論文として形になりました。この思い入れのある研究内容をプレゼンできたことも嬉しかったのですが、それを人工光合成研究センターの先生方にもご評価いただき、大変喜ばしい限りです。これを励みに、今後はもっと大きな成果が出せるよう、日々精進して参ります。

(ゴールド賞)
工学研究科・物質化学生命系専攻・博士後期課程1年 関 優介

この度は、このような学生発表賞を受賞でき、大変光栄に思います。この賞を受け取るにあたり、ご指導・ご教示いただいた先生方に心から感謝申し上げます。また、日々の研究活動において、支えてくださった同級生・後輩の皆様にも深く御礼申し上げます。私はまだまだ研究者としては、未熟な部分も多くありますが、更なる成長と研究成果を目指し、より一層研究に取り組んでまいります。今後ともご指導・ご支援いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

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表彰されたみなさん

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天尾教授、竹内さん、紀太さん

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関さん、藤井准教授

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山田教授、関さん


人工光合成研究センターの各研究部門で2022年度にどのような研究活動をしたのか、一般の方にもわかりやすく成果報告します。

  • 日 時:2023年03月13日(月)10:00-17:30
  • 会 場:大阪公立大学杉本キャンパス工学部G棟中講義室
    現地・オンライン併催(オンライン参加情報は3月10日にお知らせします)
  • 対 象:一般・学生
  • 参加費:無料
  • 共 催:化学人材育成プログラム・触媒化学計測共同研究拠点

申し込みは03月10日(金)17時で締め切りました。

基調講演

20230313-fukuoka [固体触媒によるセルロースとキチンの解重合]
北海道大学触媒科学研究所 福岡淳教授

活動報告会プログラム

・4つの研究部門の活動報告
・若手教員による最新の研究成果報告
・センターで研究に励む学生の研究成果報告

など盛りだくさん

2022年度人工光合成研究センター活動報告会プログラム  (242.2KB)

若手特任教員研究発表・学生研究発表要旨集

プログラム

10:00 開会
10:05-10:25 人工光合成研究センター2022年度活動報告(天尾 豊)

各研究部門活動報告

10:30-10:40 生体触媒研究部門活動報告 (天尾 豊)
10:40-10:50 先端固体触媒科学研究部門活動報告 (吉田朋子)
10:50-11:00 生体エネルギー論研究部門活動報告 (藤井律子)
11:00-11:10 無機エネルギー化学研究室報告 (山田裕介)
11:10-11:20 有機触媒化学研究室報告 (田村正純)
11:20-11:30 休憩(時間調整)

若手特任教員研究発表

11:30-11:50 無機エネルギー化学研究室・生体触媒研究部門・中薗孝志
「二重N-混乱ヘキサフィリンを配位子としたコバルト二核錯体触媒による電気化学的水素発生反応」
11:50-12:10 有機触媒化学研究室・工学研究科・赤柄誠人
「大気雰囲気下での酸化セリウムへのCO2吸着挙動の検討」
12:10-13:30 昼食休憩

学生研究発表(発表7分・質疑3分)

13:30-13:40 理学研究科・D2・関 荘一郎
「海洋藻ミルの光合成アンテナのクライオ電顕構造解析」
13:40-13:50 理学研究科・M1・吉田和弘
「シフォナキサンチンの低温蛍光スペクトルの溶媒効果」
13:50-14:00 工学研究科・D1・関 優介
「[FeII(CN)6]4-の添加によるCoII1.5[CoIII(CN)6]の光水素発生反応における触媒性能向上」
14:00-14:10 工学研究科・M2・西田美穂
「シリカナノ粒子集合体内に固定化されたセリアナノ粒子の凝集度が有機リン酸エステル加水分解触媒挙動に与える影響」
14:10-14:20 工学部・B4・八田浩紀
「シアノ架橋配位高分子の水中希薄過酸化水素に対する吸脱着特性」
14:20-14:30 休憩(時間調整)
14:30-14:40 工学部・B4・光田 凌
「酸化還元不活性な中心金属を有する二重N-混乱ヘキサフィリン二核錯体による水の二電子酸化反応」
14:40-14:50 理学研究科・M1・竹内未佳
「可視光利用による二酸化炭素およびピルビン酸を原料としたフマル酸合成」
14:50-15:00 理学部・B4・加納滉也
「光電極による水を電子源とした可視光駆動型NADH 再生系の構築」
15:00-15:10 理学部・B4・末廣和真
「コロイド状ロジウムナノ粒子を用いた可視光駆動型NADH再生機構に関する研究」
15:10-15:20 工学研究科・M1・福田嵩人
「ベンジルアルコールによるアニリンのN-アルキル化反応に有効なFeOX/SiO2 触媒の開発」
15:20-15:30 休憩(時間調整)
15:30-15:40 工学研究科・M1・篠野由奈
「酸化セリウム担持銅修飾ルテニウム触媒を用いたポリエチレンの水素化分解」
15:40-15:50 工学研究科・M1・小山楓貴
「層状複水酸化物をカソード固体電解質とした電気化学的二酸化炭素還元反応」
15:50-16:00 工学研究科・M1・山本知佳
「銀担持酸化ガリウム光触媒の選択的光励起による二酸化炭素還元反応」
16:00-16:20 休憩(時間調整)

基調講演

16:20-17:00 福岡 淳 教授(北海道大学触媒科学研究所)
「固体触媒によるセルロースとキチンの解重合」
17:00 表彰式(学生活動表彰・学生発表表彰)・閉会

注意事項

  • 現地参加者が多数になった場合はオンライン参加に変更していただく場合があります。
  • 現地参加される方で当日体調がすぐれない場合はオンライン参加に変更してください。
  • オンライン参加にはパソコン、スマートフォンなどの端末およびインターネット環境が必要です。
  • オンライン参加にかかる通信費等は、参加する方の負担となります。

お問い合わせ

〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138 
大阪公立大学人工光合成研究センター
E-mail: recap-colab●ml.omu.ac.jp(●を@に変更してください)