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2015年9月29日
共催:大阪府立大学学内学会・社会福祉学セミナー)
午前の部:講演 泉千勢氏(佛教大学教授・大阪府立大学名誉教授)午後の部:パネルディスカッション山田睦美氏(箕面市教育委員会)久山修司氏(尼崎市こども青少年局)中野澄氏(大阪府教育委員会)コメンテーター 峯本耕治氏(長野総合法律事務所 弁護士)コーディネーター 山野則子氏(大阪府立大学)
内容
午前の部:『保育研究から見えてきた、子育て支援施策および実践の諸課題』午後の部:パネルディスカッション『次世代育成(スクールソーシャルワーク事業を含む)、実践から政策へ、政策から実践へ』
アメリカ・イリノイ州におけるスクールソーシャルワーク養成と実践に関する調査研究のため、2008年3月3日よりイリノイ州を1週間訪問しました。
参加者 184名内容
1.午前の部:『保育研究から見えてきた、子育て支援施策および実践の諸課題~私の研究の歩みをふまえて~ 』2.午後の部:『次世代育成施策(スクールソーシャルワーク事業を含む)、実践から政策へ、政策から実践へ』・要保護児童対策協議会(虐待対応)と、次世代育成支援対策部会の連動(山田氏)・「子どもの育ち支援条例」づくりの過程で立案した、スクールソーシャルワークとコミュニティーソーシャルワーク(久山氏)・既存の事業と協働のなかで展開させた、スクールソーシャルワーク(中野氏)
参加者の声
●いろいろな立場からのお話が聞けてよかったです。政策を作り出す立場の方の努力、ネットワークのことが学べました。 (職業・性別記載なし)
●教育も福祉も個々の人間の努力だけでなく、様々な立場の人間がいかにネットワークを作って関係を深めていけるか、いかに協力体制を作って対応できるかがカギだということを教えていただいたことです。
●教育と福祉の視点の違い。時々対立することもあるというのは初めて知ったことでした。あとから補足で発言された西田先生の、「貧困という社会状況をより明 確にすべし」というご意見もなるほど、と思えました。日本は豊かだと思い込んでいる人は多いですが、社会状況として(あるいは政策的に)貧困が大きな問題 であることはもっと強調されていいことだと思います。(教員・男性)
●福祉と教育の連携による成果・課題・方策を深めたい。 (指導主事・男性)
●3人のパネラーのテーマが独立しているような気がしていましたが、それぞれの話を聞き、こどもの権利を基盤 としてその上に学校と福祉をスクールソーシャルワーカーがつなぎながら、全体を行政が条例化することで、統合していくというひとつのモデルを気づかせても らいました。(大学教員・男性)
●取り組み内容に「教育と福祉」の連携という共通課題を持ちながらも、いろんな視点からのアプローチがあってよかったと思う。 (市職員・女性)
●地方自治体における取組みといった視点からお話が聞けてよかったです。(学生・女性)
●丁寧に条例、プランを作る行政もあると分かって希望が持てました。(教育委員、市民 ・女性)
●教育と福祉の連携がなければ、子育ちを支援することって本当にむずかしいです。 今日改めてお話をお聞きして、その大切さが分かりました。ありがとうございます。(スクールソーシャルワーカー・女性)
●箕面市の取り組みは、教育部局に子どもサービスを統合しようとする諸外国ですすめられてきている新しい取り組みで、 日本でもこうした動きがでてきていることを実感しました。(大学教員・男性)
●行政の取り組みの背景を知れたことは良かったです。 研究をされている先生とのつながりを持ちながら、新しい政策を展開されており、地域の現状を分析しながら、 次に取り組んでいけたらと思いました。福祉と教育が一緒にと言われるが幼保の進まず立場の違いなどがあり、文化の違いのお話があり、 なるほどと今後の進め方のヒントになりました。(子育て支援課 行政・女性)
●施策を作ることの意味の大きさ、時間をかけ調整し、合意を得た施策(施策を作るだけではなく、策作を作ったあとの実行性に重点を置かれていること)のコンセプトの素晴らしさを感じた。今後の展開も期待する。(児童家庭相談員・女性)
●先進的な取組、情報をタイムリーに提供いただけることが、たいへん有り難いです!(スクールソーシャルワーカー・女性)
●教育と福祉の間に立ちはだかる高い垣根を「子どもの育ち」を「守る」「支える」という視点からかたちをつくるプロセスが聞きたかったのですが、聞いてみて、支援がはじまってからのお話がききたくなりました。 (家庭児童相談室・女性)
●SSW・CSWの内容、特に教育・福祉の連携がようやくスタート。子供の教育を根本的に見直す中で家庭環境が子供に大きく影響することで各々が一体となって進める必要性が 一歩進んだ事。((元)民生児童委員、子育て支援員・男性)
●福祉と教育の一本化の必要性を明確に示して頂き、大変参考になりました。特に学校で具体化するこどものしんどさは家庭に起因している事が多く、そこの支援は「福」「教」の連携が不可欠だとあらためて感じました。(市の児童福祉担当・男性)
・実際に、スクールソーシャルワーク事業を進めておられる方々から話を聞けたことがまず嬉しかった。・スクールソーシャルワークについて興味はあるが、所属大学内だけでは、情報がほとんどない状態でここに来たのだが、来て良かったと本当に思った。 (学生・女性)
セミナーの様子です。参加者は多数にのぼり、熱気あふれるセミナーでした。