コラボレーションの学び

法学ゼミと山野ゼミとの交流会~学生の感想~

2024年12月11日(水)に行われた法学ゼミと山野研ゼミとの交流会の感想をご紹介します。

Aさん

 貴重なお時間本当にありがとうございました!法学の皆さんはアセスメントの始め方から異なることを学び、家裁調査官は少年のために本当に色んな視点を駆使することが出来るテクニカルな仕事だと感じました!今後も、様々な分野との違いと共通点を理解できる視野の広さを追い求めたいと思います!

Bさん

 合同ゼミという貴重な時間をいただき、誠にありがとうございました。私たちは普段、福祉を学ぶ同士の交流しかほとんどないため、福祉の考え方に染まってしまう側面がありましたが、今回、法学部の皆さんとお話する中で、そもそものアプローチの違いや重要視するものの違いがあることが分かりました。「司法」「福祉」のどちらにも納得できる理論があり、だからこそどちらかに傾倒するのではなく、連携する重要性を感じることができました。また、「司法」も「福祉」も、「社会復帰」「更生」を目指していることは共通していましたが、そもそもそれらはどのようなもの、状態を指すのか、という問いについて、私はまだはっきりと答えることができないため、今回の合同ゼミで得た学びも交えて、今後深めていきたい、と感じました。資料作成や議論に参加してくださった学生の皆様、そしてこのような場を作ってくださった先生方、本当にありがとうございました。

Cさん 

 先日の合同ゼミはありがとうございました。公平性・合理性・法的安定性を重視される法学部の皆さんと、少年個人の周囲環境や背景を重視する社会福祉とでは思考プロセスが大きく異なることがわかりました。しかし、どちらの考え方も重要だからこそ、簡単に折れてしまうのではなく、それぞれがその専門性を保ち続けることが大事なのだと感じました。これからもお互い頑張っていきましょう!この場をつくってくださった先生方、本当にありがとうございました。

Dさん 

 貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。今回のゼミを通じて、「司法」と「福祉」のそれぞれにおける考え方、追求される価値、アプローチの違いを認識できました。司法は法の遵守と社会秩序の維持を重視し、適用される法律の条文や刑の種類をまず考えておられること。罪刑法定主義という重要な原則のもと、様々な要素で量刑が決まることが理解できました。一方、福祉は個人の背景や社会復帰を目指したサポートに重点を置き、制度の狭間や個別の状況に柔軟に対応することが求められます。近年、「司法と福祉の連携」が再犯防止において重要とされていますが、司法と福祉のアプローチが異なるからこそ、必要なのだと考えました。自分にとって司法は身近な存在ではなく、敷居が高いイメージがありました。今回、対面でゼミをさせていただき、司法の役割について具体的に理解することで、このイメージを払拭することができました。今後は、少年犯罪だけでなく、様々な問題において、司法と福祉の連携の重要性を考えていきたいと思います。貴重な機会を本当にありがとうございました。

 Eさん

 先日はお忙しい中貴重な機会をありがとうございました。普段教育福祉学類で勉強している中では、社会福祉の勉強をしている人ばかりの中で意見を交わすことが多く、知らず知らずのうちに自分たちの考えが固まってしまっていたように思います。ケースワーク的な考えだと、一つ一つの事例に「答え」のようなものは存在せず、それぞれの事例によって変わってきます。しかし、法学の世界では、「法」という絶対的なものがあり、その絶対的なものがあるかどうかで考えのプロセスが変わることを実感しました。将来いろんな現場で働く際には、考えのプロセスが異なる様々な立場の人たちとの協働が不可欠になってきます。そのための予行練習として、今回の機会は本当に勉強になりました。重ね重ねになりますが、ありがとうございました。

教員

 異なる分野の皆さんと意見交換ができたこと、各分野のよって立つ見解により議論できたことは大変刺激になりました。

また、ゼミの学生の皆さんが活発に意見を述べていたことなど、4月からの成長を感じることができまして、大変嬉しく思っております。

今後もこのような機会があればそれぞれの学習にとって大きな刺激になるのではないかと感じました。

重ねて、この度は本当にありがとうございました。