研究科長/学科長挨拶

　

私たちは世界一の長寿国に暮らしています。人々が健やかに人生を謳歌できる健康長寿社会を実現するために、保健・医療分野は医療技術の高度化を進めると同時に、地域包括ケアの充実にも取り組んでいます。これらを実践し展開するのは高度な医療専門職であり、リハビリテーション専門職は保健・医療のあらゆる場面で求められ活躍しています。急性期医療から心身機能の回復期における理学療法・作業療法をはじめ、身体や精神に障がいのある方々や子供たちへの支援、高齢者の介護予防、スポーツ選手のケアなど、人々の人生に寄り添い、励まし、共に歩んでいます。

高度研究型大学をめざす大阪公立大学にあって私たちは、科学的根拠に基づいたリハビリテーション技術、支援が提供できる高度な臨床能力と、新たな科学的根拠を生み出す研究能力を皆さんに学んでもらう準備をしています。しかしながら、リハビリテーション専門職として最も必要なことは、対象となる患者、障がいを有する方々に共感し、尊厳を護る姿勢です。私たちは、医療人としての熱いハートを大切に育むことを第一に考えていきます。

大阪の地に新たに誕生した知の拠点で、新しいリハビリテーション学を築き、牽引していく皆さんとお会いできる日を教員一同楽しみにしています。