お知らせ

2022年11月11日

  • プレスリリース

上田助教(理学療法学専攻)の論文が海外サイトでも紹介されました

 先日ご紹介した上田哲也助教の論文「Go home safe: fall prevention for older hospital patients after discharge」が,海外サイトで紹介されています。ぜひご覧ください。

紹介サイト(海外)

EurekAlert!

AlphaGalileo

AsiaResearchNews

論文概要

 急性期病院に整形外科疾患で入院している転倒歴のある65歳以上の高齢者60名を対象に、一般的な運動療法のみのグループ30名(対照群)と、運動療法に加え退院時に自宅見取り図を用いた転倒予防指導を行ったグループ30名(介入群)にわけ、退院後の転倒およびヒヤリハットの発生について6か月間の追跡調査を行いました。
 その結果、退院後2か月で対照群では7.7%転倒が発生しましたが介入群では発生しませんでした。ヒヤリハットは、3か月間で介入群が有意に少ない結果がみられました。それ以降は両群で有意差はみられませんでした。
転倒は健康寿命を短くする主要な要因です。超高齢社会が進む中、多忙かつ患者の入れ替わりが激しい急性期病院で広く採用しやすい転倒予防施策の確立が重要と考えられます。

International Journal of Environmental Research and Public Health 19(17), 11062, 2022.

該当するSDGs

  • SDGs03
  • SDGs04