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2018年7月28日
リベラリズムは、自立した責任ある人間が個人の自由と選択を尊重する社会を重視します。一方で女性は従来から、人を育て介護するという営みを担ってきました。ケア労働を期待されたこの立場ゆえに、女性は自由な個人像に十分に適合することはできず、政治的にも経済的にも社会的にも周辺化されてきたといえるでしょう。「ケアの倫理」は、リベラリズムが生存や生死にかかわる領域を不可視化してきたことを批判し、ケアと依存の意味を問い直して「別様の社会の在り方」を構想します。本講演会は政治思想・法哲学の観点からこのテーマに接近します。
第1講演「自立か依存か:リベラルな主体をめぐって」内藤 葉子(大阪府立大学)第2講演「ケアの倫理とリベラリズム:リプロダクション(生殖)をめぐる視角から」野崎 亜紀子(京都薬科大学)第3講演「家族と政治:依存する人間像からの、新たな社会構想」岡野 八代(同志社大学)コーディネーター:内藤葉子 司会:児島 亜紀子(大阪府立大学)
申し込み方法等詳細は以下の案内をご覧ください。
ケアの倫理とリベラリズム ポスター ver3 (13.5MB)
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