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2016年10月2日

2016年度第10期女性学連続講演会(全3回)家事労働の新たな局面:女性の労働と外国人家事労働者(1)フェミニズムにおける家事労働論の展開と女性労働問題

女性活躍推進法の旗印のもと、主に経済的関心のもと、女性の「活用」政策が進められています。同時に外国 人家事労働者特区の導入が神奈川、大阪、さらに東京で進行しています。家事労働者の需要は近年急激に 増加しており、人材派遣会社の素早い対応はすでに始まっています。一方外国人労働者の労働条件は深刻な 人権問題であり、大阪では外国人介護労働者の告訴による裁判が闘われています。

家事労働者の国際移動は90年代から進行しています。「女性活躍」の「下支え」を担う家事労働者問題は、 70年代フェミニズムの重要課題のひとつであった家事労働論と女性労働問題の関係をあらためて問い直すもの でもあります。

10月末から年末まで3回にわたって、フェミニズムの家事労働論を振り返りつつ新たな局面を取り上げたいと 思います。併せて少人数でのセミナーも開催します。

みなさまのご参加をお待ちしております。

コーディネーター: 伊田久美子(大阪府立大学)

第1回 10月29日(土)13:30~15:30(講演)、15:45~17:15(セミナー)
大阪府立大学なかもずキャンパスA15棟101講義室
大阪市営地下鉄御堂筋線なかもず駅・南海高野線中百舌鳥駅下車 徒歩17分
伊田久美子 フェミニズムにおける家事労働論の展開と女性労働問題

70年代フェミニズムにおける家事労働論と運動の歴史を振り返り、アンペイドワークの評価や外国人家事労働者問題へと展開する歴史的意義を検討します。

*セミナー希望者は事前にお申し込みください。詳細は案内チラシ(PDF)をご覧ください。