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2012年11月28日
大阪府立大学女性学研究センター主催
2012年度 第2回女性学コロキウム 開催のお知らせ
「美術、文学とジェンダー」
2012 年度大阪府立大学女性学研究センター主催(人間社会学部「文学とジェンダー」共同研究プロジェクト共催)の第2回女性学コロキウムを、下記の通り開催いた します。今回は「美術、文学とジェンダー」というテーマで、イタリアやフランスで活躍した女性職業画家に焦点を当ててみたいと思います。これまで美術史の 中であまり取り上げられてこなかった女性画家の存在を掘り起こし、ジェンダーの視点からの分析を試みます。 まず、米村典子九州大学准教授が、17世紀のイタリア人アルテミジア・ジェンティレスキと19世紀末のパリで絵を学んだロシア人マリー・バシュキルツェフという2人の画家を通して、女性芸術家が神話化される構造を検討し、美術史が女性画家をいかに語ってきたかを考察します。次に、本学教員村田が19世紀後半のフランス人動物画家ローザ・ボヌールの生涯と作品を取り上げ、とりわけ彼女の思想の原点(サン=シモン主義など)と男装、女性との共同生活の意味を、その絵画作品と関連させながら探っていきます。また、同じく男装で有名であった同時代のジョルジュ・サンドとの関係にも触れるつもりです。 皆さまと自由で闊達な議論ができますことを期待しております。絵画および文学に興味のある方は、ふるってご参加ください。
記
日時 : 2012年12月22日(土曜日)午後1時30分~午後5時 1時30分~2時30分 タイトル:伝記・神話・美術史 ―女性芸術家はいかに語られてきたか 発表者: 米村典子(九州大学准教授) 2時40分~3時40分 タイトル:男装の動物画家ローザ・ボヌール―その生涯と作品 発表者:村田京子(本学教授)
……休憩…… 4時~5時:自由討論
参考文献: アメリア・アレナス『絵筆をとったレディ―女性画家の500年―』木下哲夫訳、淡交社、2008年。 ロジカ・パーカー、グリゼルダ・ポロック『女・アート・イデオロギー フェミニストが読み直す芸術表現の歴史』萩原弘子訳、新水社、1992年。 神林恒道・仲間裕子編『美術史をつくった女性たち モダニズムの歩みの中で』勁草書房、2003年。
場所: 大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス B3棟106会議室 (交通アクセス、キャンパスの地図等は、大阪府立大学ホームページ [http://www.osakafu-u.ac.jp/info/campus/nakamozu.html] をご参照下さい)
※ 参加は無料ですが、資料配付などの都合で、事前に参加の申し込みを下記の企画・実施担当者までご連絡下さい。 お申込み方法:氏名、住所を記してEメールまたは葉書でお申し込みください。 (お申し込みの際の個人情報は、本講座の事務連絡、統計資料等の作成および本学公開講座等のご案内に使用いたします。利用目的以外の使用については、一切いたしません。)
また、コロキウム終了後に「なかもず」駅近くのレストランで講演者を囲んでの食事会を企画しています。お時間のある方は是非ご参加下さい。レストランの予約の都合がありますので、食事会への参加の有無も合わせて、12月9日までにお知らせ下さい。
企画・実施担当: 村田京子: 大阪府立大学人間社会学部(女性学研究センター) bal@hs.osakafu-u.ac.jp 〒599-8531堺市中区学園町1番1号 072-254-9612(ダイヤル・イン)
お問い合わせは、メールまたは電話で村田まで。参加申し込みはメールまたは葉書で上記の宛先まで。
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