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2024年6月27日
6月15日(土)、2024年度「探Qみらいファーム」第4回プログラムが中百舌鳥キャンパスで開催されました。第4回の活動内容は「中干し」と「植物工場研究センター」の見学。
「中干し」とは一時的に田面から全部水を落とし、土にヒビが入るくらいまで乾かす作業で、田植え後、約1カ月頃(分げつ期)に7~10日間行います。中干しは稲の成長を調節するために必要な作業で、過剰な分げつを抑制したり、根の活力を高めたり、土中の有害物質(硫化水素や有機酸)の生成をおさえることができます。また、田面が固くなるので収穫時の作業の効率がよくなります。
今回は、中干しするには時期が早かったため、水が抜ける様子をみんなで見て学びました。
「分げつ」とは、株もとから出る新しい茎のことです。
過剰に分げつが出ると品質低下を招くことがあるため、分げつ数のチェックは重要な観察となります。
子どもたちは田んぼに入り、大学生スタッフとともに分げつ数を数えました。
また、葉の色から栄養状態を診断できるSPAD(葉緑素計)を用いイネの栄養状態もチェックし、自分たちが手植えした稲が順調に育っているか調べました。
田んぼの中に入っての作業でしたが、前回よりもスムーズに作業できました。
上記の作業を終え、次は植物工場研究センターへ移動します。本センター紹介動画を見た後、センター内を実際に見学しました。
※本学植物工場研究センターは日本において人工光型植物工場に特化した最先端の研究開発拠点の一つです。
人工の光で栽培されているイチゴやレタスなどを見学し、魚と植物を同じシステム内で育てる「アクアポニックス」について説明を聞いた子どもたちは「なんでピンク色の光なん?」など気になったことを大学生スタッフに質問しその解説を一生懸命聞いていました。
また大学生スタッフも教員に質問し、子どもたちだけでなくスタッフも農業についての学びを深めていました。
次回、7/20(土)は学外に飛び出し、民間の他施設を見学予定です。
※このプログラムは今後、毎月1回、全10回開催していきます。
【読売新聞オンライン】探Qみらいファーム活動リポート〈4〉環境負荷減らす工夫は?
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