大阪市立大学史紀要
本学の歴史に関する研究や資料、自校史教育や資料室の活動に関わる記録などを持続的に発表し、蓄積する場を設けることを目指し、紀要を発行しました。
(内容は大阪市立大学学術機関リポジトリOCURAで公開しています。)
第13号(2021年8月31日発行)
表題 | 著者 | 頁 | |
シンポジウム記録 | 大阪市立大学の歴史140年の軌跡 | 1 | |
論文 | 公立大学の意義 ―過去から未来へ― | 吉川 卓治 | 4 |
恒藤恭の教養論・大学論・学園論と学生への期待に見る21世紀の大学教育への示唆 | 飯吉 弘子 | 15 | |
「大阪市立大学の過去・現在・未来」と教職員・学生・地域 ―『大阪市立大学の歴史』140周記念(2020)を書き終えて― |
中瀬 哲史 | 35 | |
恒藤恭の「市立大学の構想」と総合大学のとらえ方 | 広川 禎秀 | 61 | |
彙報 | 70 |
第12号(2019年10月31日発行)
表題 | 著者 | 頁 | |
シンポジウム記録 | 日本国憲法と恒藤恭 | 1 | |
論文 | 戦後における「世界民」思想と日本国憲法論-人権・民主主義・平和のトリアーデー | 小林 啓治 | 3 |
恒藤恭『憲法問題』の時代:1949-1964 | 桐山 孝信 | 21 | |
恒藤の敗戦直後の新憲法論と歴史認識の特徴 | 広川 禎秀 | 36 | |
恒藤恭『憲法問題』と現在 | 奥野 恒久 | 50 | |
資料紹介 | 山根徳太郎恒藤恭宛書簡-難波宮跡大阪府立第二整肢学院建設問題のころ- | 田中 ひとみ | 66 |
谷崎潤一郎 新村出あてはがき 翻刻と解題 | 奥野 久美子 | 85(105) | |
恒藤恭 島根県立第一中学校時代の日記(「井川日記」)明治三十六年分 翻刻と注釈 | 宍倉 忠臣 奥野 久美子 他 |
189(1) | |
彙報 | 190 |
第11号(2018年10月31日発行)
表題 | 著者 | 頁 | ||
論文 | 恒藤恭3点の考察-「交錯的並存」の思考・全体社会論・制定法主義 | 笹倉 秀夫 | 1 | |
恒藤恭の象徴天皇制論と民主主義 | 小林 啓治 | 19 | ||
研究ノート | ハイデルベルクにおける恒藤恭の修学と生活-在現地・新資料の紹介をかねて- | 久野 譲太郎 | 41 | |
資料紹介 | 市大生の杉本町校舎返還運動(3・完) | 安竹 貴彦 | 60 | |
(史料6)杉本町校舎返還ニューズ No.1 | 66 | |||
(史料7)校舎返還ニュース No.2 | 76 | |||
(史料8)米軍向け校舎返還協力要請文書(英文) | 78 | |||
彙報 | 79 |
第10号(2017年11月30日発行)
表題 | 著者 | 頁 | |
論文 | 大大阪時代の都市計画法制と大阪商科大学 | 久末 弥生 | 1 |
日独法学シンポジウム -1991年~ | 守矢 健一 | 7 | |
接収期杉本学舎の実態と周辺地域の状況について | 松本 裕行 | 19 | |
(補足資料)接収時と返還時の前後における杉本学舎と杉本町地域に関する記録 | 43 | ||
資料紹介 | 商大竣工記念祭を撮影した9.5ミリフィルムの映像 | 松本 裕行 | 53 |
市大生の杉本町校舎返還運動(2) | 安竹 貴彦 | 70 | |
(史料4)「大阪商大新聞」校舎返還運動関連記事の抜粋 | 73 | ||
(史料5)「大阪市大新聞」校舎返還運動関連記事の抜粋 | 86 | ||
彙報 | 172 |
第9号(2016年12月25日発行)
表題 | 著者 | 頁 | ||
論文 | 戦前期の大阪商科大学杉本学舎の状況および周辺地域の変遷 | 松本 裕行 | 1 | |
(補足資料)大阪商科大学杉本学舎とその周辺地域に関する記録 | 30 | |||
シンポジウム記録 | 今、あらためて滝川事件を考える-非常時下大学の抵抗と苦悩- | 49 | ||
論文 | 滝川事件とは何だったのか | 西山 伸 | 51 | |
滝川事件と恒藤恭-「市民的自由」の視点から- | 久野 譲太郎 | 75 | ||
コメント | 大阪商科大学と滝川事件 | 広川 禎秀 | 101 | |
資料紹介 | キャンプ・サカイを撮影した映像 「TYPHOON HITS SAKAI ARMY BASE」 |
松本 裕行 | 110 |
第8号(2015年10月31日発行)
表題 | 著者 | 頁 | ||
---|---|---|---|---|
論文 | 戦時下における恒藤恭の「国家思想史」講義 -カントの再読による「個人の尊厳」の発見- |
中村健吾 | 1 | |
(翻刻)恒藤恭1941-42年「国家思想史」講義ノート | 27 | |||
日本軍による大阪市有不動産の接収 -旧制大阪商科大学・信太山健民修錬所について- |
田中ひとみ | 57 | ||
シンポジウム記録 | 戦争の世紀と恒藤恭の平和主義Ⅱ | 78 | ||
資料紹介 | (解説)市大生の杉本町校舎返還運動(1) | 安竹貴彦 | 80 | |
(史料1)池田克彦 「杉本町校舎返還運動 -かけがえのない私の青春時代-」(抄) |
88 | |||
(史料2)葛野豊「『池田回顧録』補遺 池田克彦君を追悼して」(抄) | 99 | |||
(史料3)「大阪市大 杉本町校舎等の実態写真集」 | 107 | |||
彙報 | 147 |
第7号(2014年10月31日発行)
表題 | 著者 | 頁 | ||
---|---|---|---|---|
論文 | 大阪商科大学・大阪市立大学における暖房汽罐室の変遷-戦前期・接収期・返還後を通じて- | 松本裕行 | 1 | |
シンポジウム記録 | 戦争の世紀と恒藤恭の平和主義 | 29 | ||
趣旨と意義 | シンポジウム「戦争の世紀と恒藤恭の平和主義」 | 広川禎秀 | 30 | |
論文 | 恒藤恭、芥川龍之介の日露戦争-トルストイの読書体験とあわせて- | 奥野久美子 | 34 | |
恒藤恭の平和主義と安全保障・憲法 | 桐山孝信 | 49 | ||
〈海〉の詩想家 恒藤恭 死者の目と生者の口と | 上田博 | 61 | ||
恒藤恭の法思想における理論と実践 | 中村浩爾 | 66 | ||
資料紹介 | 大阪市立大学学舎接収時代史料群 | 田中ひとみ | 80 | |
「石田幹之助芥川龍之介宛絵葉書」翻刻 | 早澤正人 | 93 | ||
展示記録 | 第26回展示(2013年8月~2014年6月):「年史類にみる大阪市立大学」 | 96 | ||
彙報 | 113 |
第6号(2013年10月31日発行)
表題 | 著者 | 頁 | |
---|---|---|---|
論文 | 恒藤恭と矢内原忠雄 | 関口安義 | 1 |
ハイデルベルク留学を通じてみる恒藤恭と「新カント派」 -1924年渡独時資料を手がかりとして- |
久野譲太郎 | 20 | |
シンポジウム記録:論文 | 激動の時代と学問・思想-戦中・戦後の大阪市立大学と恒藤恭- | 47 | |
恒藤恭の時代認識と進歩への希願 | 広川禎秀 | 48 | |
恒藤恭、ときどきの少年 戦後感情風景へ | 上田博 | 63 | |
恒藤恭の文学的側面を考えるために -切抜帳(其一)注解覚書(1)「古戦場」- |
村田正博 | 85(1) | |
展示記録 | 第25回展示(2012年6月~2013年7月):看護の歴史の中の看護学科・看護学研究科の歩みと展望 | 廣田麻子 | 86 |
彙報 | 91 |
第5号(2012年10月31日発行)
表題 | 著者 | 頁 | ||
---|---|---|---|---|
論文 | 大阪市立大学昭和初期モダニズム学舎群の造形 | 小池志保子 | 1 | |
大阪商大事件と二瓶正夫-二瓶正夫『夜明けを前にして-私の道程-』によせて- | 広川禎秀 | 18 | ||
シンポジウム記録 | 近代日本の都市と大学-創設期大阪市立大学と恒藤恭- | 33 | ||
講演 | 近代日本における大学と「地域」「都市」-情報と模索をたどる試み- | 寺﨑 昌男 | 34 | |
論文 | 新制大阪市立大学の成立-専門学校から総合大学へ- | 大島 真理夫 | 51 | |
恒藤恭の文化論・地方都市論・教養論-都市が大学を持つ理由を考えるために- | 飯吉 弘子 | 81 | ||
コメント | 総合コメント | 広川禎秀 | 105 | |
書評論文 | 橘木俊詔『三商大 東京・大阪・神戸』(岩波書店、2012年)を読んで | 中瀬 哲史 | 111 | |
報告 | 写真乾板のデジタル化及び保存について | 宮田 則也 | 121 | |
展示記録 | 第24回展示(2011年8月~2012年6月):モダニズムの学舎と建築家・伊藤正文-大阪市立大学昭和初期学舎群- | 127 | ||
学術標本紹介 | 二階堂村 川喜田二郎のフィールドノート | 高山 龍三 | 133 | |
学術標本としての大阪市立大学理学部附属植物園 | 植松 千代美 | 140 | ||
彙報 | 149 |
第4号(2011年10月31日発行)
表題 | 著者 | 頁 | |
---|---|---|---|
シンポジウム記録 | |||
趣旨と視点 | 恒藤恭の思想と学問の発展-文学青年から社会科学者へ- | 広川禎秀 | 1 |
論文 | 「世界民の愉悦と悲哀」ふたたび | 上田 博 | 9 |
文学青年から法科志望へ-恒藤恭の新たな出発- | 関口安義 | 26 | |
文学的「世界民」から科学的「世界民」へ-恒藤恭の法学研究の深化- | 桐山孝信 | 35 | |
「世界民」思想と「新自由主義」(New Liberalism) | 小林啓治 | 48 | |
資料 | 金児曉嗣学長最終講話 | 金児曉嗣 | 68 |
大学史の源流を訪ねて:都島工業専門学校 | 都島工専と大阪市立大学 ―「大学史の源流を訪ねて」の「はじめに」として― | 東 恒雄 | 81 |
学生生活の思い出 | 高田 滿 | 83 | |
思い出すこと | 宮尾(小野)信昭 | 86 | |
思い出すことなど | 村田 昭 | 90 | |
私の都島工業専門学校生活を思い出して | 越智節雄 | 93 | |
私たちの都島工専時代 | 金田彌吉 | 95 | |
都工より工専へ-中路嶋雄先生のこと- | 辻中昭一 | 99 | |
鉄道車両の設計に携わって | 冨家正方 | 100 | |
「都島」での8年間 | 井上 保 | 105 | |
母校の思い出 | 小河一眞佐 | 108 | |
工専最後の卒業生 | 副松 晃 | 110 | |
都島工業専門学校の大学昇格運動 昇格か、廃校か! | 安達成光 | 112 | |
都島工業専門学校の大学昇格運動 40年目の日記-大学昇格運動- | 植木正富 | 118 | |
展示記録 | 第23回展示(2010年5月~2011年7月):「創造都市」への挑戦 | 121 | |
学術標本紹介 | 「安部隆一ノート」について | 谷川宗隆 | 130 |
大阪平野地下の地層試料(OD-1、OD-2ボーリング試料) | 三田村宗樹 | 138 | |
彙報 | 147 |
第3号(2010年10月30日発行)
表題 | 著者 | 頁 | |
---|---|---|---|
論文 | 大阪市における保健婦養成事業の展開―大阪市立大学医学部看護学科の前身、大阪市立厚生女学院の形成期を中心に― | 樋上惠美子 | 1 |
シンポジウム記録 | 恒藤恭と芥川龍之介 ―時代と対峙した二つの知性― | 22 | |
恒藤恭と芥川の世界認識をめぐる交流 | 広川禎秀 | 23 | |
恒藤恭と芥川龍之介 ―蘆花「謀叛論」を介在として― | 関口安義 | 40 | |
1920年代における恒藤恭の法学研究 ―芥川との別れを横に見て― | 桐山孝信 | 56 | |
井川(恒藤)恭の「感情」についての寸感 | 上田 博 | 66 | |
恒藤宛て芥川書簡の紹介 | 田中ひとみ | 70 | |
年賀の詩ふたつ ―明治四十五年 芥川龍之介の推敲― | 村田正博 | 87(1) | |
山梨県立文学館企画展「芥川龍之介の手紙 敬愛する友恒藤恭」を終えて | 保坂雅子 | 88 | |
大学史の源流を訪ねて | 大学史の源流を訪ねて ―大阪市立西華高等女学校― | 小池志保子 | 93 |
大阪市立西華高等女学校の教育 ―卒業生の回想― | 古作ケイ子 | 96 | |
大阪市立西華高等女学校の被服学教育 | 佐野智惠 | 100 | |
エッセイ | 研究者志望からビジネス界へ ―1950年代前半の経済学部・経営学研究科― |
佐久間曻二 | 105 |
展示記録 | 第22回展示(第1期:2009年2月~2009年7月、第2期:2009年8月~ 2010年5月):大阪市立大学の学術標本 |
109 | |
学術標本紹介 | 故川合一郎教授『管理通貨と金融資本』草稿について | 片岡 尹 | 115 |
日本初のヘリウム液化機 ―大阪市立大学における超低温開発の歴史― |
畑 徹 | 120 | |
彙報 | 127 |
第2号(2009年10月30日発行)
表題 | 著者 | 頁 | |
---|---|---|---|
論文 | 恒藤恭の教養観 ―大阪市立大学創設時の教養教育理念理解のために― |
飯吉弘子 | 1 |
恒藤恭と芥川龍之介の交友をめぐる二、三の問題 | 広川禎秀 | 19 | |
小特集 | |||
小特集にあたって | 36 | ||
大阪市立大学の「大学ミュージアム」構想 | 37 | ||
大阪市立大学「大学ミュージアム」の施設・展示・運営 | 44 | ||
大阪市立大学「大学ミュージアム」の展望と課題 | 中村浩 | 50 | |
大阪市立大学「大学ミュージアム構想」へのコメント | 中川理 | 53 | |
「市民のミュージアム」構築に向けて | 志賀健二郎 | 57 | |
エッセイ | 市大らしさ | 山本研二郎 | 61 |
「百年史」編集作業上の拾遺あれこれ | 藤田整 | 64 | |
真の恩人、五代友厚・福沢諭吉の発見 ―大阪商業講習所創設史秘話― |
毛利敏彦 | 72 | |
展示記録 | 第21回展示(2007年12月~2008年10月): 文学部・文学研究科のあゆみと挑戦 |
76 | |
学術標本紹介 | 「アムステルダム・ノート」 | 大島真理夫 | 85 |
古人骨コレクション | 安部みき子 | 90 | |
彙報 | 97 |
第1号(2008年10月30日発行)
表題 | 著者 | 頁 | |
---|---|---|---|
発刊にあたって | 大島真理夫 | ||
論文 | 占領軍による大阪市有不動産の接収 ―大阪商科大学等のミリタリー・ターゲット指定問題を中心として― |
田中ひとみ | 1 |
資料 | 久保芳和回想録 ―学生・助手として見た戦中・戦後の大阪商科大学― |
大島真理夫 (編集・解説) |
25 |
授業記録 | 大学の歴史のひとこまから、大学生であることについて考える ―「大阪市立大学でどう学ぶか」第3回(2007年度)の報告― |
弘田洋二 | 39 |
学生参加型自校教育の実践と成果 ―「現代社会と大学」(講義)の取組と125年史小冊子― |
飯吉弘子 | 50 | |
エッセイ | 転換期の大阪市立大学 ―元事務局長の回想と提言― |
木村收 | 62 |
展示記録 | 大学史資料室第20回展示(2006年12月~2007年9月):「論」の遺産 -いま、科学技術と社会のあり方を問う- |
72 | |
学術標本紹介 | 道頓堀裁判記録 | 牧英正 | 84 |
古生物標本の登録・管理・利用 | 八尾昭 | 88 | |
彙報 | 100 |