活動報告
2019年1月24日
- 旧府大
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 住み続けられるまちづくりを
しらさぎおうちごはんが開催されました
しらさぎおうちごはんは、2018年12月3日(月)に、晴れて第一回開催となりました。
私たちはこの日のために、2018年2月から、話し合いを重ねてきました。
この取り組みが始まったきっかけは、白鷺で親子支援などを目的としたカフェを営まれている任意団体「モモの木」が、ボランティア・市民活動センターを訪れたことからです。白鷺で何か新しいことを始めたいと持ち掛けてくださり、これに興味をもった、教育・福祉・栄養・社会学など、様々な学問を専攻する学生が、4名集まりました。初めは、月に1回ほどのペースで、自分たちが大切にしたいことは何だろう、ということに時間をかけて話し合っていきました。
そこで出されたのが、「地域の居場所づくり」というキーワードです。「子どもからお年寄りまで、色んな人が気軽に集える場所」「サードプレイス」「社交場」など、様々な背景を持つ方々がふらっと立ち寄れる、おうちのような温かい地域の場づくりをしたいということが、徐々に浮かび上がってきました。
それらを実現するため、私たちは「食」という営みを活かすことにしました。同じ釜の飯を食べ、「食」を介して「人とのつながり」を生み出せると考えたのです。
私たちが敢えて、「子ども食堂」という言葉を使うことをやめ、「しらさぎおうちごはん」というネーミングにした理由も、そこに関係します。
食はあくまで「ツール」であり、最大の目的は「居場所づくり」「つながりづくり」である。そして、子どもに限らない、異なる背景を持った多くの人たちが集える、帰ってくることが当たり前にできるような、おうちのような場所・空間であってほしいという願いが、「しらさぎおうちごはん」には込められています。
そんな強い願いや、たくさんの応援を頂きながら、地域の方々へのお披露目会などを経て、ついにオープンした12月3日。誰も来ないのではないか、ハプニングがあったらどうしよう、と心配していましたが、参加者28名、ボランティア12名の大盛況で、第一回しらさぎおうちごはんは幕を閉じました。
たくさんの準備や想定をしていたつもりが、やってみるとやはり想像とは違ったことも多くあり、自分たちが目指す空間づくりのためには、多くの改善の余地があることを感じました。しかし、同時に、温かくおいしいご飯をほおばる子どもさんの笑顔や、談笑する地域の方々の様子が多くみられました。今後、しらさぎおうちごはんが、地域の居場所や拠点となって、白鷺が活気あふれる街になっていくことをとても実感しました。
次回以降、改善を加えながら、大切にしたいことや理想の空間像を忘れず、よりよい場所となるように尽力したいと思います。
どんな過ごし方もできる自由な空間というのが、しらさぎおうちごはんの良いところです。第1・3月曜日に今後も開催予定ですので、学校帰りや、お散歩のついでなどに、ぜひお立ち寄りください。ボランティアとしての参加もお待ちしております。
今後とも、しらさぎおうちごはんを、よろしくお願いいたします。
地域保健学域 教育福祉学類 中田菜々
参考リンク: