入試推進本部長挨拶

入試推進本部長 秋田 成司

大阪公立大学は文系・理系・医療系まで幅広く学ぶことができる1学域・11学部、大学院では15研究科を擁する日本で最大規模の公立大学であり、多様な価値観・視点を持った学生が集い学ぶ環境が整っています。本学での学びを希望する方々を各学部・学域・研究科のアドミッション・ポリシーに従って受け入れるにあたり、それぞれの入学者選抜試験の基本方針等を審議・決定し、具体的な方策を実施するために入試推進本部が設置されています。

入学者選抜においては、「知識・技能」に加えて「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」といったいわゆる「学力の3要素」を踏まえた選抜を実施し、多様な能力や個性を持つ志願者の学修に対する意欲や能力、適性などを多面的・総合的に評価し、広く学生を受け入れたいと考えています。また、海外から本学へ学びの場を求める方々や社会人として活躍しながら学びの意欲のある方々に対しても、より一層門戸を開いて行こうと考えています。

そのためには、入学者選抜の現状や将来を見据えた分析や、それに基づく新しい評価方法の開発、全学的な方針も必要となってきます。そこで本学では、アドミッションセンターを新設いたしました。本センターでは入学者選抜に関する研究、調査、企画等の業務を行うとともに、各学部・学域・研究科で実施する入学者選抜を専門的立場から支援し、本学の教育研究の充実発展に寄与することを目的としています。

以下では、簡単に本学の入学者選抜の概要について説明します。まず、学部・学域入試では学力を重点的に測る一般選抜に加え、先に述べたような多面的な評価を具現化する、学校推薦型選抜や総合型選抜などを実施しています。さらに国際バカロレア特別選抜やスーパーサイエンスハイスクール(SSH)特別選抜など特徴のある入学者選抜を実施しています。また、多様な学生を受け入れるため、帰国生徒特別選抜や社会人特別選抜、私費外国人留学生特別選抜も実施します。大学院に関しても同様に多様な入学者選抜を実施しています。

このような本学の入学者選抜の取り組みや教育・研究について理解を深めていただくために、8月初旬にはオープンキャンパスを、また、様々な機会に説明会を開催して参りますので少しでも興味のある方は是非ご参加ください。これらの説明会や入学者選抜は本学での学びを希望する方々とのファーストコンタクトの場と捉え、各部局とも連携し、本学にとってはもちろんのこと、本学を目指す方にとっても、良い入試となるよう尽力いたします。皆様のご理解とご支援をお願いいたします。

入試推進本部長
秋田 成司