地域連携副専攻(CR副専攻)について
地域連携副専攻(CR副専攻)とは?
地域連携副専攻(CR副専攻)は、「地域連携・都市再生」をキーワードに、「大阪」をはじめとする都市・地域・コミュニティにおける多様化・複合化した課題に主体的に取り組み、解決の糸口を切り開くことができる人材の育成を目指した教育プログラムです。地域社会の「再生と賦活」と「安全と安心」をめざし、フィールドワークを行いながら、学部横断的な5つの分野を複合的に学べることが特徴であり魅力です。CRとはCommunity Regeneration(コミュニティ再生)を意味しています。
*2022年度より「CR副専攻」から「地域連携副専攻(CR副専攻)」に名称が変更となりました。
地域連携副専攻(CR副専攻) 紹介動画
<5つの分野で学ぶこと>
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- 地域活性 :地域と連携した新たな取り組みを通じて、地域活性の手法や考え方を学ぶ
- 環境・防災 :自然が都市・地域・コミュニティにもたらす恩恵と自然災害の影響を理解し、地域における環境保全や防災を学ぶ
- 地域福利 :セーフティネットの漏れを少なくする仕組みづくりや、都市、地域、コミュニティの自立的な在り方を学ぶ
- 地理・空間 :都市の空間・地理的資源をもとにした、都市再生のあり方を学ぶ
- 地域・文化資源 :地域社会がもつ芸術や文化と、自由や自治、公共性などとの関わりを学ぶ
*年度により5分野すべて開講されない場合もあります
地域連携副専攻が目指すのは、
- 地域が抱える問題を発見し、それについて考え、他者に伝える力
- 地域が抱える問題を分析し、現場に即した解決策をデザインする力
- 地域の現場、実践者たちと協働する力
地域連携副専攻を履修してきた学生たちは、
- 都市・地域・コミュニティの活性や抱える問題・課題に興味・関心がある。
- フィールドワークに興味・関心がある。
- 大学での学びを通じ、地域社会の現場やそこに住まう人たちと、積極的に関わることに興味・関心がある。
- アクティブラーニング(自ら積極的に学習、行動することが求められる学習)を通じて、地域社会・他者と関わり行動していくことに興味・関心がある。
地域連携副専攻のカリキュラム
1・2回生/地域実践演習(GATSUN)
まずは5分野いずれかの現場に入り、GATSUN!と地域課題を「識る」ことから
地域実践演習(GATSUN = Guts Appointing Training Strategy in UNiversity)は、地域連携副専攻の導入科目に位置付けられます。地域が抱える問題の発見と、その解決に、教員と学生がともに取り組むアクティブラーニング形式の演習科目です。5分野から科目を選択します。学生は社会貢献を通じて自分の役割や、学ぶ意義を再認識し、地域の課題に主体的に取り組みながら、論理的に考える力、自分の思いを他者に伝える力、他人と協力しながら目的を実現する力などの修得もめざします。
2回生~/アゴラセミナーIa/Ib
5分野すべてをテーマとして、「地域課題を見出す力」「解決策をデザインする力」の獲得へ
アゴラセミナーIa/Ibでは、5分野それぞれの教員が、普段の授業では出会えない「スゴイ現場とスゴイ人」に出会うようアレンジします。「地域実践演習」で学んだ知識をもとに、地域社会が抱える問題を、より幅広い視点から俯瞰することを目的とした科目です。5分野の教員によるオムニバス形式の授業です。アゴラセミナーIa/Ibでは、実践家との集中的な交流や意見交換を通して、地域が抱える問題や課題を見出すとともに、現場に即した解決策をデザインしていく力を身につけていきます。
*アゴラセミナーIaは前期、アゴラセミナーIbは後期に、履修登録をします。
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1回生~/地域系科目・地域系専門科目
複数の分野・学部における専門的な知識の修得により、地域課題を「分析する力」の獲得へ
基幹教育科目及び各学部で提供されている専門科目のうち、「地域・福祉・共生・社会・環境」などをテーマに、地域連携副専攻が認定する科目の中から選択できます。より広い視点から学ぶという地域連携副専攻の理念に基づき、専門科目では自分の所属する学部・学科以外の科目を履修することが推奨されます。科目表にある基幹教育科目のみの履修で4単位を満たせますが、より深く学ぶために専門科目を2単位以上履修することを推奨します。
3回生~/アゴラセミナーⅡ
CR副専攻の集大成!学んだ力やスキルを「総合」し、地域と「協働する力」の獲得へ
アゴラセミナーⅡでは、これまで体験し学んできた成果を踏まえ、学生自身がテーマを考え、授業内容を組み立てます。自ら設定した地域の課題に向き合い、調査や分析を深め、具体的な解決案や論文などにまとめたものを、これまでの学習の集大成として関係者の前で発表する場が用意されます。他者に自分の考えを伝えるための力を身につけるとともに、最終的に学んだ事柄や身につけたスキルを総合化し、専門領域が異なる学生、教員、現場の実践者たちと協働していく力を身につけます。
*アゴラセミナーIa/Ibは、1-2年生時に「地域実践演習」を履修済みであることが受講の条件であり、アゴラセミナーII は、アゴラセミナーIa/Ib を履修済みであることが、受講の条件です。地域連携副専攻(CR副専攻)では、このように段階的に科目を修得していく必要があります。
*地域系科目/地域系専門科目とアゴラセミナーIIの単位取得をもって地域連携副専攻修了の仮認定が得られます。
*地域実践演習、アゴラセミナーIa、Ib、IIは、原則、各学部の卒業単位には含まれません。
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カリキュラム・イメージ
ガイダンスおよび地域連携副専攻の希望申請について
募集は、1-2年次を対象に行います。副専攻科目を履修する場合は、事前ガイダンスへの参加が必修です。
ガイダンスについては学生ポータル(UNIPA)掲示板にてお知らせします。
— 注意事項 —
- 地域連携副専攻(CR副専攻)は、杉本キャンパスでの開講がメインとなりますので、副専攻履修を希望する際、ご注意ください。
- 杉本キャンパス以外で学ぶ学生は講義はオンラインで参加可能です。フィールドワークは現地で参加となります。
- 科目は毎年変更されることがあります。科目によっては、受講者数超過の際に、主専攻学生の履修を優先したり、履修の際に別途手続きが必要となったりするものもあります。『副専攻ガイド』の中にある「科目一覧」をよくご確認ください。
- 地域連携副専攻の受講希望者は、学生ポータル(UNIPA)掲示板の情報を随時チェックしてください。またメールアドレスによる定期的な連絡も行われます。
- 地域連携副専攻は、学外での活動を伴います。参加の際には事前に必ず学生教育研究災害傷害保険及び学研災付帯賠償責任保険傷害保険に加入してください。その他の傷害保険に加入されている場合は、別途ご相談ください。
副専攻ガイド
2022年度入学生用:副専攻ガイド
2023年度入学生用:副専攻ガイド
これまでの地域連携副専攻(CR副専攻)のとりくみ
問い合わせ
メール送信の際は★を@に変えてください
履修手続きや履修に関する相談
教育推進課共通教育担当:kyik-crm★ml.omu.ac.jp
本ページに関すること
地域連携センター:shak-req★ml.omu.ac.jp