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私は商社に勤務しており、数グラムの研究用試薬から数十トンの化成品まで様々な化学品を取り扱う業務を行っています。在学中は、研究と併行して学内外で意識的に英語の勉強に取り組みました。ニューサウスウェールズ大学のPer B. Zetterlund先生が来学された際には、「ポリマー薄膜の濡れ性を制御する可逆的光二量化反応の高効率化に関する研究」について発表。論文で化学英語を読むことは日常的ですが、使う機会は少ないため、伝えたいことを正確に表現する方法を考えるのが一番大変でした。本番では普段とは異なる緊張感の中で先生と議論ができ、大きな自信になるとともに、研究と英語学習へのモチベーションもさらに高まりました。現在は、国内外の研究者とのプロジェクトに多く携わっているので、培った知識と英語力を活かして、プロジェクトを成功へ導きたいです。
がん領域における新薬の研究開発に従事しています。近年のがんゲノム研究の進展に伴い、がんの病態解明及び分子メカニズムに基づいた薬剤開発が盛んに行われるようになりました。これにより、従来の画一的な治療から、個々の患者さんの病態に応じた個別化医療へと大きく変わりつつあります。このような流れの中で、私は開発化合物の有効性を予測するバイオマーカー研究や、臨床試験でのバイオマーカー評価、診断薬開発など幅広い業務を通して、新薬の創出に携わっています。大学時代、化学バイオ工学科で広く深く学んだ化学とバイオ両方の知識・経験は、製薬会社での今の私の仕事の大きな糧となりました。医薬品開発では失敗の数だけ時間がかかってしまいますが、バイオマーカー研究によって成功確率を高めることで、より迅速な薬剤開発が可能となります。がんをはじめ様々な病気と闘う人とその家族の方々にとって勇気と希望となる医薬品の開発をめざしています。
現在、研究開発職としてスキンケア製品の開発に従事しています。主に新ブランド創出に携わっており、お客様のニーズ探索や製品のコンセプトメイクから関わっています。製品が飽和状態である現在の市場環境において、独自性のある製品を一から生み出すことは非常に根気が必要で、マーケティング部の方とも意見を戦わせる日々を過ごしています。在学中は勉学と部活の両立を心がけていました。研究室では創薬生命工学を学び、抗体を用いてがんの転移メカニズムに関する研究を行っていました。思うような結果が出ずに遅くまで実験したり、大手化学メーカーとの共同研究で自身の知識不足に落胆したりしつつも、努力した日々が懐かしいです。一方で弓道部では副将を務め、誰よりも練習に打ち込みました。こうした学生生活で鍛えられた根気強さや物事を成し遂げる精神力は、現在の仕事に対する姿勢にも活かすことができています。
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