仲村 英也 プロフィール
准教授
仲村 英也 (なかむら ひでや)
連絡先
住所: 〒599-8531 大阪府堺市中区学園町1-1
大阪公立大学 大学院工学研究科 物質化学生命系専攻 化学工学分野
居室: なかもずキャンパス B5棟4階 4B36
TEL/FAX: 072-254-9451
内線: 5762
E-mail: hideyanakamura@
(上記アドレスにomu.ac.jpを付加して下さい)
経歴
1980年11月 沖縄県浦添市生まれ
2003年3月 大阪府立大学 工学部 化学工学科 卒業
2005年3月 大阪府立大学 大学院工学研究科 博士前期課程 化学工学分野 修了
2008年3月 大阪府立大学 大学院工学研究科 博士後期課程 化学工学分野 修了
博士(工学)の学位取得
2007年~2008年 日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2008年 大阪府立大学 大学院工学研究科 博士研究員
2008年~2010年 University of Florida, Particle Engineering Research Center 博士研究員
2010年~2015年 大阪府立大学 大学院工学研究科 化学工学分野 助教
2015年~2022年 大阪府立大学 大学院工学研究科 化学工学分野 准教授
2022年~現在 大阪公立大学 大学院工学研究科 化学工学分野 准教授
2023年~現在 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST), さきがけ研究員
発表論文
著書
受賞
- APT2021 Young KONA Award 受賞 (2021年)
- 粉体工学会 技術賞 受賞 (2020年)
- 大阪府立大学学長表彰 (2020年)
- 第22回粉体工学研究奨励賞 受賞 (2015年)
- Asian Particle Technology Symposium 2012 (APT2012) Best Poster Award 受賞 (2012年)
- 化学工学会 粒子・流体プロセス部会 第17回流動化・粒子プロセッシングシンポジウム シンポジウム賞 研究部門 受賞 (2011年)
- 5th World Congress on Particle Technology Student Conference Dupont Travel Award (1st Place, Graduate Poster Presentation) (2006年)
主な研究内容
粉体プロセスの数値シミュレーション
粉体プロセスの開発・設計・最適化を行う際、粉体処理装置の内部で粉体がどのように振る舞うのかを把握することが重要です。
しかしながら、多くの場合、装置内部における粉体および粒子の挙動は非常に複雑であり、実際に観測することは容易ではありません。
そこで、離散要素法(DEM)・数値流体力学(CFD)・機械学習などの計算手法を駆使し、各種粉体処理装置における粒子挙動の数値シミュレーションを行っています。シミュレーション結果から実験では観測することができない有用な知見を引き出し、粉体プロセス内で起こる現象の解明や、装置の開発・設計などに活用しています。
加えて、シミュレーション技術を活用した次世代ものづくりの実現に向けて、大規模計算が可能な新しい計算手法の開発にも取り組んでいます。具体的には、粗視化計算技術や機械学習を活用した高速計算手法の開発に取り組んでいます。さらに、湿式造粒プロセスや加熱炉などの複雑な粉体プロセスのシミュレーション技術の開発にも取り組んでいます。
ナノ粒子の細胞膜透過現象の解析
現在、ナノ粒子を利用した治療技術が注目を集めています。
治療効果を最大限に引き出すためには、ナノ粒子を標的とする細胞内部に送り届ける必要があります。
そのためには、粒子は細胞を覆う細胞膜を透過しなければなりません。
そこで、ナノ粒子が細胞膜を透過する現象を分子動力学(MD)シミュレーションにより解析し、どのような粒子を開発すればより高い効果が得られるのかについて研究を進めています。
電池製造プロセスに関する研究
電気自動車用の新しい蓄電池として注目されている全固体リチウムイオン電池の製造プロセスに関する研究も行っています。例えば、活物質粒子と固体電解質粒子を複合化する粉体プロセス技術に関する研究を行っています。
授業担当科目
- 化学工学量論
- 化学工学数学演習
- 化学工学実験I
- 化学工学流体力学特論