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2024年5月1日

  • 研究成果

研究成果のプレスリリース

ランタノイドの価数転移における局在電子の振る舞いを10兆分の1秒の時間スケールで直接観測 〜光励起で駆動する磁気スイッチング実現への鍵〜

東京大学物性研究所の山神光平 (やまがみ こうへい) 特任研究員 (研究当時、現在:高輝度光科学研究センター テニュアトラック研究員) と兵庫県立大学 和達大樹 教授らの研究グループは、九州大学大学院の光田暁弘 准教授と和田裕文 教授、大阪公立大学の魚住孝幸 教授と三村功次郎 教授、そして、韓国とスイスの研究グループも加わった国際研究チームにより、X線自由電子レーザー (XFEL) を提供する韓国のXFEL施設PAL-XFELにおいて、価数転移を示すランタノイド元素:Eu (ユーロピウム) を含む金属間化合物:EuNi2(Si0.21Ge0.79)2を用いて、フェムト秒の時間分解能を持つ時間分解軟X線吸収分光測定 (Tr-XAS) に成功しました。

https://www.issp.u-tokyo.ac.jp/maincontents/news2.html?pid=22868