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2024年4月1日

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7年間ロボット漬けだった母校の教壇へ!/安藤 太一さん(大阪公立大学高専)

※本記事は、大阪府立大学Webマガジン「ミチテイク・プラス」(2021年9月9日公開記事)から転載しています。掲載されている情報は公開当時のものです。2022年4月、大阪府立大学工業高等専門学校は大阪公立大学工業高等専門学校へと名称変更しました。

安藤 太一さんの写真

PROFILE

安藤 太一(あんどう ひろかず)

  • 大阪府立大学工業高等専門学校 講師
  • 大阪府立大学工業高等専門学校(以降、府大高専) 総合工学システム専攻 専攻科を修了後、大阪府立大学(以降、府大)大学院工学研究科 量子放射線系専攻 量子放射線工学分野 博士前期課程に進学。
  • 2021年3月に博士後期課程を修了し、博士号を取得。
  • 現在は母校でもある、府大高専の講師として、教育・研究活動に携わっています。

府大高専の思い出

小学校の時にテレビで見た「NHK高専ロボコン」が頭から離れず、自身も参加したいとの思いから府大高専に入学しました。

入学してからは「NHK高専ロボコン」、「ロボカップジュニア」、「ヒト型レスキューロボットコンテスト」等、様々なロボット系の大会に自主的に参加。他の学校との交流も積極的に行い、全国の「高専ロボコン」参加者が集まる交流会を主催する等、7年間はまさにロボット漬けの毎日でした。

集合写真Aチーム
府大高専の学生たちと記念写真(一番左が安藤さん)

府大で培ったもの

府大 大学院に進学してからは大きく専門分野を変更し、量子・放射線の研究を行いました。

研究者が得意とする専門分野は1つに偏りがちですが、府大高専時代に学んだロボット技術と大学院時代に勉強した量子・放射線の分野は繋がっている部分もあり、それらを融合する事で新たな発見がありました。

一つの分野を突き詰める事も重要ですが、様々な分野に目を向け、融合して新たなイノベーションを起こしていく事は社会問題を解決するために重要だという事に気が付きました。

この経験は現在、学生と共に教育・研究活動をするうえで非常に役立っていると実感しています。

受験生へのメッセージ

2022年4月大阪府立大学、大阪市立大学は統合し、新大学一高専として様々な分野を専門的に学べる環境がさらに整う事になります。高専と大学が直接的に連携できる空間は全国でもここだけです。高専と大学のそれぞれの特徴を活かす事でより良い教育・研究を提供できると思います。

府大高専・大阪公立大学でお待ちしております。

【関連情報】

【寄稿:2021年9月9日】※所属は寄稿当時。