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2024年7月31日

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座談会:私たちの「まち」が生まれる。森之宮キャンパスで描く未来 ―ひと、共創、総合知―

2025年秋に森之宮キャンパスを開設し、国際基幹教育機構、文学部、文学研究科、医学部リハビリテーション学科、リハビリテーション学研究科、生活科学部食栄養学科、生活科学研究科食栄養学コースが移転。そして、全学部・学域の基幹教育を森之宮キャンパスにて実施します。
森之宮キャンパスを中心に大阪東部地区に新しい「まち」が誕生します。新しいキャンパスに通うことになる学生や教職員が、不安や期待を思いのまま語り合いました。

参加者

学生

  • 橋本 朋子さん(リハビリテーション学研究科 博士前期課程2年)
  • 門脇 真歩さん(医学部リハビリテーション学科 理学療法学専攻1年)
  • 八木 玲子さん(生活科学部 食栄養学科1年)

教員

  • 辰巳砂 昌弘(大阪公立大学長)
  • 沼田 里衣(文学部准教授)
  • 牧 直(施設課(阿倍野)係長)

※所属・学年は取材当時

森之宮キャンパスには新しい機能や魅力がいっぱい

辰巳砂 昌弘学長(以下、辰巳砂)

森之宮に学生の皆さんをお迎えできるのは2025年秋ですが、全ての大阪公立大学1年生がこの新キャンパスに集まりますので、とても楽しみにしています。

大学キャンパスがこのような状況にあることは稀有で、一般的な状況では入学前に訪れて学内のいろいろな施設や学生の活動を見学することができますが、森之宮キャンパスにはまだ何もありません。一方で、約5,000人の学生さんが「ここからすべてが始まる」という経験を味わっていくわけです。それは非常に価値があり、素晴らしいことだと思っています。

大学は専門的な知を学んでいくというのが基本ですが、その一方で私たちの大学は「総合知」を重視することを掲げています。世の中にはいろんな人がいて、それらが一堂に会しているところに自分も身をおくということから始まる、つまり森之宮キャンパスという新しい場所に新しい人が集まって多様な知識、価値観を体感できるというのが、とても重要なことだと思います。自分と考え方が違う人たちが集まってそこでリアクションしあっていくというのが大切だと思うのです。

牧 直係長(以下、牧)

杉本キャンパスや中百舌鳥キャンパスは学部、用途ごとに建物が独立していましたが、森之宮キャンパスでは一つの建物、1階から7階までが基幹教育、8階~9階がリハビリテーション学、9階~10階が食栄養学、11階〜12階が文学の教室、研究室、実験室等や、食堂、売店、図書館、スポーツ施設のアリーナ、サブアリーナなどを備えた非常に大きな建物になっています。一つの建物なので、天候に関係なく移動が容易に出来ます。

日常の中で動線に図書館が有りますので、授業と授業のあいだで図書館に立ち寄って調べものなどが出来ます。たくさんの本があるので、調べもの以外でも、本との偶然の出会いがあるかも知れません。

また森之宮キャンパスには非常にエネルギー効率の良い空調や照明を入れております。照明についてはLEDで、トイレ、廊下、階段などには人感センサーを入れています。また、教室には明るさセンサーを入れており明るすぎる場合は自動で照度を下げます。

キャンパスには「中浜下水処理場」が隣接しているのですが、水の超高度処理をやっていまして、高度処理された水が一定の温度で供給されます。夏には外気よりも冷たく、冬には外気よりも温かいというわけで、この熱を冷暖房の空調に利用して省エネを図ります。こういう面で、環境にやさしい建物になっています。

エレベーターも多くの台数を設置しますが、1階から7階まではエスカレーターも設置しますので、他のフロアへの移動はスムーズにできると思います。また、目に見えない部分ですが、防災、空調、照明などの設備については設備統合ネットワークを組んでおり、防災センター等から一元管理・制御できます。同時にさまざまなデータを集約しているので、これらのビッグデータを活用してどのように拡張・発展させていくかという点は、これから期待ができるテーマです。

写真:テーブルを囲む参加者6名
辰巳砂

学生や教員のアイデアや自由な発想で、それらの統合ネットワークを活かした新しい研究にぜひチャレンジしてほしいですね。

そうですね。このように意図して一元化管理した統合ネットワーク環境はなかなか無いと思いますので、何か新しいことに活用いただけるのではないかと期待しています。

森之宮でアップデートする学生生活

橋本 朋子さん(以下、橋本)

私はリハビリテーション学を修める大学院に在籍していて、学部生のときから森之宮キャンパス近隣で研究を進めています。近くの団地の周辺マップを作り、住民の方々に「公園を一周したら何歩です」「このコースを歩いたら何キロで、何歩ぐらいになります」というような情報を提供し、高齢者の方々の健康増進に運動履歴や歩数がどう関係するかというような研究を行っています。

踏まえて、運動教室やスマホ教室などの「集まれる場」を企画しました。森之宮キャンパス予定地の周辺住宅(約3,000戸)にチラシを配布し、これまでにのべ100名ほど参加されています。教室企画と同時に体力測定会も実施して、その結果や分析などは日本地域理学療法学会学術集会でも発表させていただきました。また、森之宮地域で実施されるイベントにもお邪魔し、測定会を開いています。メインは歩数や「活動強度」を上げていく活動です。森之宮キャンパス近隣エリアの高齢化率は35%を超えており、高齢で独り暮らしを余儀なくされた方が入居される例も少なくないそうです。

写真:笑顔で話しをする学生2人

地域の方々はキャンパスができることをとても楽しみにしておられるようです。読書家の人もおられ、文学部が森之宮に来ることや、図書館でいっぱい本が読めることにはとても期待しておられますし、キャンパスに行くことが楽しみだという声もよく聞きます。とくに若い人と触れ合えるというのをすごく楽しみにされているようですね。私自身は森之宮キャンパスが開設する頃には大学院を修了しており、実際に森之宮キャンパスで通い学ぶことは無いのですが、後輩となる学生たちが地域の人たちと交流できればいいなと私も思っています。キャンパスの近くに多くの団地があり、通学や通勤の道すがら触れ合う機会も多くなるでしょうから、気軽に声をかけあえるような、そんな関係ができたらなと期待しています。学生にとってもいい経験になるでしょうし、地域の人たちにとっても学生や教職員と会話できるというのはすごく大きな変化、刺激になることだと思います。また、森之宮キャンパス開設などの動きに関連して近くに大阪メトロの駅もできますので、それを楽しみにしておられる地域の方もいらっしゃいますね。

辰巳砂

私も、大阪公立大学が大切にすることとして、「垣根のない大学」であることを目指しています。中百舌鳥キャンパスは大阪府立大学時代の方針を受け継いで特にそうですが、いつでも気軽にお越しください、一緒に何かやりましょうという考え方、つまり「外に開かれている大学」ですね。ですので森之宮キャンパスでも、ライブラリーなどは特にそうですが、いつでも気軽に利用できる環境にしたいとイメージしています。近くの団地にはきっと学生も住むでしょうし、今おられる住民、特に高齢者の方々との交流も自然と始まっていくでしょう。「地域のみなさんとともにある大学」という姿を学生や教職員の皆さんと気持ちを合わせて目指していきたいと思います。

また、森之宮キャンパス予定地の近隣には、今は団地や下水処理場などがありますが、まだあまり何もない場所、と言っても過言ではないかもしれません。そこに新しく「まち」を作ろうとしている、ということがこのキャンパス周辺の大きなポイントです。「大阪城東部地区まちづくり検討会」という、このエリアのまちづくり全体を考える協議体があります。大阪府市、UR、JR西日本、大阪メトロ、本学を設置している法人(公立大学法人大阪)が参加していますが、この地区を次世代型キャンパスシティ、スマートシティの実証・実装フィールドを担うまちとして開発していこうと議論されています。大阪公立大学をそのヘッドクォーターつまり司令塔として位置づけ、森之宮エリア全体を人の集まる「まち」に育てていく、本学森之宮キャンパスはその中心地になっていくだろうと思っています。

写真:話しをするたつみさご学長

これは5年10年で出来ることではありませんが、その準備として本学では「イノベーションアカデミー」という事業を始めています。産・学・官・民の四者が集まって、さまざまな社会課題の解決に向かって共に進んでいきましょうという趣旨で、いわば「共創」です。そのためにも大学としては「総合知」と「共創」を掲げ、社会の課題解決に向かっていくイノベーションエコシステムのヘッドクォーターとして森之宮キャンパスを位置付けています。

そのためには、いろんな人が集まって、多様な人が多様な意見を持ち寄ってくれることが必要になります。技術だけではなくて、人間そのものを研究することも必要です。いろんな人が「総合知」を出し合っていく、そういう場にしたいと考えています。

門脇 真歩さん(以下、門脇)

私は理学療法学専攻で、いまは杉本キャンパスで週2日、羽曳野キャンパスで週3日の割合で学んでいるのですが、2年次からは全て羽曳野キャンパスで専門科目を学ぶことになっています。3年次の秋からは森之宮キャンパスが開設される、というスケジュールです。

今は基本的な形態機能学いわゆる解剖学や評価学、基礎運動学などを学んでいます。1年次前期は座学が中心だったのですが後期からは実習が始まり、学生同士で骨のかたちや筋肉の様子などを確かめあうような実習も始まっています。私はパラスポーツに興味がありますので、上の年次でさらに専門的な分野を学ぶのが楽しみで、特に2年次で学ぶ「障がい者スポーツ指導論」という全国でも珍しい授業があるので、とても楽しみにしています。

八木 玲子さん(以下、八木)

私は生活科学部の食栄養学科です。食栄養学科は2つのクラスに分かれていて、2年次からは羽曳野キャンパスで週4日、杉本キャンパスで週1日、専門の授業を受けることになるのですが、今は学科の同級生全員が杉本キャンパスで授業を受けています。前期は基礎科目が多かったのですが、後期は専門科目が増えてきました。

栄養学と言うと、たとえばタンパク質がどれだけ必要かとか、ビタミンが不足したらどうなるのかというような内容を想像すると思うのですが、そういった応用栄養学以外にも栄養素そのものの化学的な構造や体内で起こる代謝の化学反応など、基礎的かつミクロなことも学んでいきます。たとえばダイエットでなぜ糖質を抑えてタンパク質を摂るのがいいのかなど、身近な事例を理論的に理解できるのが楽しいですね。

また、私はいま、食の観点から病気を予防することに関心があるので、食行動や食内容の背景にある環境、つまり家族形態や生活習慣などの食につながる環境全体について専門的に研究していけたらと考えています。

森之宮キャンパスでの生活で楽しみな事、気になる事

沼田 里衣准教授(以下、沼田)

私は文学部で教えていますが、もともとは音楽を学んでいました。文学部に所属してみて、いかに多様な「知」が「文学」の枠内に詰まっているのかと驚くとともに、とても勉強になっています。例えば、大阪の地に歴史的に育まれた伝統芸能「文楽」を学問的体系の下に学ぶ「上方文化講座」などは一般向け講座としても大変面白く、森之宮キャンパスでも引き続き開催予定と聞いております。また、図書館でも講談本や古文書を展示して、市民に開かれた学びを企画中という話を聞いております。

私は文化構想学科の中の「文化資源コース」を担当しています。ここは文学領域の中でも異色の学科・コースなんですね。どういうふうに異色かと言いますと、文学部では、どちらかと言うと「過去の知」について勉強するという側面が中心ですが、この学科・コースでは未来に向けてどんなものを創っていくかという観点、自分たちでどういう風に文化を構想していくのかという観点、つまりは未来形で学びを捉えるという点が特徴だと思っています。未来を考えるには、歴史を知る、つまりこれまではどうだったのを考えることも大事なので、文学部の多様な知を学びつつ、領域横断的に未来志向で実践につなげていく学びの方向性は非常にいいなと感じています。

文学部も森之宮キャンパスに行くということで、さらに多くの人が集まりやすい環境になるのが魅力的だと思っています。とくに私は音楽を専門としていますので、アップライトピアノやその他の楽器も用意して子どもから高齢者、障がいのある人など、多様な人に来ていただきたいと思っています。アクセスのいい環境になりますので、そこでどんな人たちと集まって、どんな音楽が一緒にできるか楽しみです。

写真:学生と沼田准教授

建物1階の学生ラウンジにピアノが設置されると聞いています。もしパフォーマンス空間ができるのであれば、いろんな方とそれぞれの「表現」というものを共有しあう場ができれば、それこそ学長がさきほどおっしゃっておられた「多様な人が集まるということ」がどういう意味なのか、どういう価値観を共有できるのかということを学ぶ場にもなっていくはずです。

音の活動というのは音を出すだけではなく、それに付随していろんな対話が行われることでもありますので、その対話のなかで、都市のいろんな課題が共有されたり、それをともに探求していったりということにも広がると思い、期待しています。まさに森之宮キャンパスが実践・交流の場になるのかなと思っています。

気になるところと言えば、そうですね、アート系の実践の場合、結構「余白」というものが大事になってくるので、あまりにきちんと規定されてしまうと、表現が枠に収まってしまうという側面があります。一定の規定やルールの中に、どういう風にでもアレンジできる「余白」があれば、そこから何か思いがけないものが創造されるのかなと思っています。安全であるのは前提で、とても大切ですが、一方で「余白」の枠内で大胆に試せる、挑戦できるという空間が保証されたらいいなと思います。

門脇

羽曳野キャンパスはリハビリテーション学と看護学の教員と学生、あと職員で構成されていて、分野の性格的に病院や施設に実習に出ることも多いので、他のキャンパスと比べると人が比較的少ないキャンパスです。森之宮は新しいキャンパスで、地域の方も含めた利用者も多く、また多様な人が出入りするということを伺い、とても楽しみにしています。羽曳野キャンパスでは食堂も利用者が少なくメニューも少ないのが難点ですが、杉本キャンパスで学ぶ日は食堂も賑やかで行列ができたりしていて、その雰囲気は大好きです。そういう「これぞ大学」という風景が森之宮キャンパスでも見られるか思うとワクワクしますし、友人とも楽しみにしています。あとは、私が住んでいる場所からのアクセスの良さにはとても期待できますね。

羽曳野キャンパスのみならず、うちの大学の各キャンパスには大阪府の北部や兵庫県から来ている人も多いので、そういう学生にとっては森之宮キャンパスのアクセスの良さは魅力だと思います。また、JR環状線や大阪メトロからのアクセスも良いので、早く森之宮キャンパスができたら良いなと思ってます。13階など上の階まで上がるのに、エレベーターが混んでいたり数が少なかったら大変だなと思っていましたが、先ほどエスカレーターもあるとお聞きしてホッとしました。また、リハビリテーション学の研究室に来る人の中には車椅子の方もおられるでしょうから、エレベーターが複数整備されるのは助かります。

あと気になることですが、羽曳野キャンパスにはバスケットコートが2面とれる体育館があります。羽曳野ではキャンパス全体の利用者も多くないので、比較的すぐに予約もとれるのですが、多くの利用者がいる森之宮キャンパスのアリーナではそういった事情がどうなるのか、少し心配です。

写真:施設課係長と学生2人

森之宮キャンパスはアリーナ、サブアリーナでバスケットコートが3面とれます。所管は、都市健康・スポーツ研究センターになり、どういったかたちで運用していくのか、これからの課題だと思います。

門脇

ほかの学部の方とか、ほかの部活・サークルの方と一緒のキャンパスで日常を過ごすのは嬉しいことなのですが、施設がなかなか使えないとなると、例えば私たちの学部がいま取り組んでいるボッチャ部の練習をうまく進めていけるのか、少し不安です。ボッチャ部やASC(Adapted Sports Club)の活動では外部から練習に参加される障がいのある方もおられるのですが、羽曳野から場所が変わって森之宮まで来ていただけるのかどうか、またどれくらいの頻度で活動できるのか、学生たちと一緒に利用できるのかどうかなども心配事項です。

八木

私も、期待することはアクセスの良さですね。兵庫や京都方面、それに奈良や和歌山など近畿南部も含めてさまざまな地域から通学する学生が多いので、大阪メトロとJRの両方でアクセスが良いのはとても便利です。

杉本キャンパスでも中百舌鳥キャンパスでもだいたい学部によって棟が分かれていますが、森之宮キャンパスでは教室も図書館も食堂でも、他学部の人や地域の方々とも一緒になって交流できるのが楽しみですね。ホールにあるピアノを囲んで食事なども楽しめる空間が作れたら楽しいなと思います。私の専門分野ですが、食事は人と人の垣根も崩してくれますから。そういう空間で、多様な方々との交流が深められるのではと思います。

ほかの分野の学生との距離が物理的に近くなると、例えば文学部の心理分野などやリハビリテーション学は栄養学とつながる部分も多いと思うんです。ですので、一緒に学んだり何かのプロジェクトに取り組んだりできるようになったらいいなと思います。

また、私も気になる点は部活・サークル活動です。1年生は全員が森之宮キャンパスで過ごすと聞いておりますが、今は多くの部活・サークル、他の課外活動は杉本キャンパスや中百舌鳥キャンパスなどを中心に活動しているので、いきなり拠点を森之宮に移すのは色々と難しいことが出てくると思います。そうなると、4限、5限まで授業があることの多い1年生が、授業が終わってから違うキャンパスまで移動するのは時間的にも金銭的にもロスも多くて、たとえば新入生歓迎会にもなかなか行けないということが出てくるかなと思っています。森之宮にいろんな人が集まるというのはいいのですが、キャンパス間の交流には少し心配しています。いま、杉本キャンパスと中百舌鳥キャンパスの間は、大学がバスを走らせてくれていますが、森之宮キャンパスが開設した時に、他のキャンパスをつなぐバスはどうなるんだろうとか、気にしています。

未来の大阪公立大生へ

橋本

森之宮はJR環状線で梅田にも天王寺にも出やすく、大阪メトロでも梅田や本町、心斎橋やなんばに出やすいところです。医療分野で考えると、森之宮にリハビリ学があって阿倍野に医学と看護学があり、相互の連携が取りやすい位置関係です。また、遊んだりバイトをする場合にも便利ですので、大学にせっかく4年間も通うのであれば、それらの場所の良さを活かして全力で学生生活を楽しんでほしいなと思います。

森之宮キャンパスは1つの建物のなかに色々な施設や機能があるので、移動時間の節約にもなります。節約できた時間を違うこと、例えば勉強や課外活動、交流などに充てることができるでしょう。都心にあるキャンパスの利便性をうまく使っていただけたらと思います。

辰巳砂

気になることも出していただきました。部活・サークル活動などはそうですね。いくつかの混乱も当然出てくるでしょうが、過渡的な話と捉えてみんなで話し合っていけたらと思っています。大学がこれからどんどん変化していく…、大学だけではなくて、そこに「街」ができていく…、その過程を森之宮キャンパスに集う学生さんたちは目のあたりにするわけです。そういった大きな変化の中に自分自身がある、大きな流れを目にしてきた生き証人になるというのは、ほかの大学の学生ではなかなか経験できないことだと思います。森之宮キャンパスから始まる4年間の大学生活というのは、来ていただいた学生さんそれぞれにとって大切な記憶になるのではないかと思っています。

門脇

いろいろと気になる点もあったのですが、先ほどの学長のお話を聞いて、それ以上に多様な人が集まって、「まち」が創られる中で、学べることがとても多いなと思いました。

八木

アクセスが良いということは、卒業した後でも訪れやすいということでもありますね。「まち」がどんどん大きくなっていく様子を定期的に感じて、学生として自分が過ごしていたころから「まち」はこんなに変わったんだと見届けられることは本当に楽しみですね。

一同

ありがとうございました。

座談会参加者の集合写真

参考リンク

森之宮キャンパス特設サイト