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2024年10月16日
- 工学
- 在学生
堺市の魅力を全国に発信、堺観光コンシェルジュ/工学研究科 柴 絵利香さん
本学の中百舌鳥キャンパスが位置する堺市といえば、歴史ある伝統的な街並みや、堺刃物といった職人技が光る町。貿易都市・商業都市として栄えた堺は「ものの始まりなんでも堺」といわれるほど、鉄砲や自転車、包丁などの技術や文化の発信、伝承の地として知られています。
そんな堺の魅力を国内外に広めるため、「堺観光コンシェルジュ」として活動する工学研究科 博士前期課程1年生の柴 絵利香さんにお話を伺いしました。
PROFILE
柴 絵利香(しば えりか)さん
- 工学研究科 博士前期課程1年生
2024年6月 堺観光コンシェルジュ 就任
趣味はダンス、お笑い鑑賞
※所属・学年は取材当時
Q 堺観光コンシェルジュに応募したきっかけは?
観光コンシェルジュとしては2024年6月から活動を始めました。生まれも育ちも堺市で、幼い頃から観光や歴史に興味があり、堺市のまちづくりワークショップや学生が中心に運営している野外イベント「ヒト巡る、市場」など、さまざまな活動に参加してきました。自分も何かをしたいという気持ちがずっとあり、もっと堺の魅力をPRしたい、たくさんの方々に知ってもらいたいという思いから応募しました。
Q 堺観光コンシェルジュの活動内容は?
堺のイベントに参加して盛り上げたり、堺市外の人にも魅力を伝える活動をしています。最近では堺旧港での観光船ガイドに挑戦しました。歴史や背景を伝えることで、より一層楽しめる堺の魅力をPRしていきたいと思っています。
Q活動していて印象に残っていることはありますか?
7月に堺大魚夜市というお祭りに参加しました。小学生の頃から親しんでいたお祭りに今回は観光コンシェルジュとして参加することで、お祭りの目玉である魚のせりが鎌倉時代から続いている歴史ある伝統行事だと初めて知って驚きました。
Q柴さんが思う堺の魅力は?
堺は歴史や観光地がとても魅力的です。海辺で散歩しながら、日本最古の木造西洋式灯台「堺旧灯台」を眺めたり、チンチン電車の愛称で知られる阪堺電車でゆったりと「妙国寺」や「南宗寺」など堺の史跡巡りを楽しむことができます。堺観光コンシェルジュに応募する前に、鉄砲屋敷などの観光地を巡って、そこで出会った方々にお話を伺いました。町を巡るだけでも、新しい人との関わりができて新しい文化を学べる、それも堺の魅力だと思います。他には堺の和菓子も大好きです。母がお菓子屋で働いているのですが、小学生の頃に肉桂餅を初めて食べた時、とてもおいしくて感動しました。それがきっかけとなり堺市内の和菓子屋さん巡りをするようになりました。
Q堺市のキャンパスに通う大学生として、今後取り組みたいことは?
堺の特産品を使った商品を大学祭で販売してみたいです。学生が主体となって活動する中に、堺観光コンシェルジュとして参加して、何か貢献できればと思います。本学には、学生の起業を支援するセンターもあるので、堺市の観光と繋がりを持てるような機会を設けて、交流会やイベントなど開催してみたいです。
Q本学は多様な研究分野がありますが、工学研究科を志望した理由は?
小学生の頃に大阪湾で見た海洋ごみがきっかけです。大阪湾に遠足に行った際、遠くからはきらきらと光って綺麗に見えたものが、近くで見るとプラスチックごみだったことにショックを受けました。堺市の川の水も、綺麗になれば魅力としてPRできるのではないかと考えて、海洋ごみの問題に関心を持ち、工学にも興味を持つようになりました。小さい頃から、人の役に立ちたい、人を楽しませたいという思いを強く持っており、そんな想いを原動力に大学で学びを深めています。
Q高校生・受験生へのメッセージをお願いします
大阪公立大学には、どんどん外に飛び出して興味のあることに挑戦していける環境があります。勉強や研究はもちろん、サークル活動も活発です。私はダンスサークルの部長を務めながら、お笑いサークルの立ち上げにも携わりました。ダンスサークルでは、振り付けから衣装の作成まで、部員同士で協力しながら、楽しんで活動しています。大学入学後の明るい未来を想像して、頑張ってほしいです。