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2024年10月29日
- 生活科学
- 在学生
ふるさとワーキングホリデーでの出会いや経験を糧にしたい/生活科学部 伊藤 花純さん
本学でまちづくりなどを学ぶ生活科学部居住環境学科3年生の伊藤 花純さん。伊藤さんは、ふるさとワーキングホリデーに参加し、一定期間ふるさと地域に滞在し、その地の仕事をしながら、暮らしを体験しています。参加のきっかけや体験して感じたこと、今後の夢など、お話を伺いました。
PROFILE
伊藤 花純(いとう かすみ)さん
- 生活科学部居住環境学科3年生
2023年3月、2023年9月、2024年8月 ふるさとワーキングホリデーに参加
趣味は旅行
※所属・学年は取材当時
Qふるさとワーキングホリデーとはどのような制度でしょうか、また参加を決めたきっかけは?
ふるさとワーキングホリデーは2017年から開始した制度で、日本国内のふるさとで地域の仕事をしながら、地元の方々との交流等を通じて地域の暮らしを体験することができるものです。姉がこの制度を利用して北海道へ行ったことがあり、とても楽しい経験だったと聞いていたため、私も参加したいと思いました。また、大学生の間に、まだ一度も行ったことがない地域で新しいことを経験したいとも考え、参加を決めました。
Q ふるさとワーキングホリデーの活動内容は?
初めて参加したのは大学1年生の春休みで、宮城県気仙沼市のゲストハウスに滞在しながら、観光協会での活動に携わりました。長期休暇に遊びに行く感覚で参加したのですが、地元の方とも交流することができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。2回目は岩手県盛岡市へ行き、建築事務所でコンサルタント業務を体験しました。大学で学んでいる建築に関連する仕事を体験でき、貴重な経験になりました。3回目は2024年8月に愛媛県伊予市の工房でフルーツサンド作りを体験し、普段働かれている地元の方々と一緒に商品を作ることができました。
Q 参加した地域の方々との交流は?
3回参加し、それぞれ別の地域へ行きましたが、毎回素晴らしい出会いがありました。地域に行く前は少し不安な気持ちもありましたが、直近で参加した愛媛県伊予市でも、初日に地元の方々が歓迎会を開いてくださり、すぐに馴染むことができました。どの地域に参加しても、人のあたたかさを感じることができます。
Q 参加した経験を、今後どのように生かせると思いますか?
ふるさとワーキングホリデーで訪れた地域の方々からは、新しいことに挑戦しようという気持ちや地域を盛り上げようという気持ちが感じられ、交流を通じてたくさん刺激を受けました。また、この活動に一緒に参加している他の大学生とも話をする機会が多く、異なる価値観に触れて新しいことに関心を持ったり、何かに挑戦する勇気をもらうこともできます。今後も何かに挑戦するとき、この経験が自分の支えになってくれると思っています。
Q 大学で学んでいることは?
授業では建築に関することを学んでいます。幼少期より工作が好きでしたが、中学生の頃から建築に興味を持つようになりました。ビルなどの大きい建造物ではなく、人が住む空間について学びたいと思い、生活科学部の居住環境学科を志望しました。1年生の時に出席した初年次ゼミナールでは、フィールドワークで古民家を見学する機会があり、実物を見て学ぶことができ、とても勉強になりました。現在は、家や保育園の設計を学んで模型を作ったり、住環境に関する歴史や町づくりについて学んでいます。
Q 卒業後についての考えは?
ふるさとワーキングホリデーで活動してきたように、卒業後も様々な地域に足を運び、新しい経験を積んでいきたいです。大学で学んだ建築に関することを生かして、いつか地域の建築にも携わることができればと考えています。どのような道に進んでも誇りを持って取り組み、人の役に立つことを軸にしたいと思っています。
Q 受験生、高校生へのメッセージ
あまり悩みすぎずに、今できることを楽しんで取り組んでください。高校生の頃は不安もあって、いろんなことに悩むと思いますが、振り返ってみると、その時にできることを一生懸命頑張ることが大切だったと思います。