お知らせ

杉本キャンパスにて、化学セミナーを開催

2022年8月30日

  • 教育
  • 研究

高校生(高校教員、化学に興味のある一般の方も参加可能)を対象とする本セミナーは、“ちょっと小高い丘に登って化学の新しい世界を眺めてみよう”をコンセプトに、本学教員による最先端研究も取り入れた講義を通じて化学を俯瞰的に捉える力を育成し、科学に対してさらに興味を持ってもらうことをめざし、大阪府教育委員会との高大連携事業として開催しています。

セミナー当日は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底した会場に、125名の参加者が集いました。

講義① 「光で観る分子の世界」

私たちの生活に欠かせない「光」。分子との相互作用によって生じる光を
色分けすることで、物質の状態や構造を解明することができます。夕焼け
やステンドグラスの美しい色も光と分子の相互作用で生じる現象です。

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増井 恭子 講師

講義② 「薬の正体」

薬のメカニズムを理解するキーワードは「鍵(=有機分子)」と「鍵穴(=
受容体) 化学の観点から、薬が体内でどのように働くのか、なぜ症状を
狙いうちできるのかについて詳しく解説がありました。

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道上 健一 助教

講義③ 「生体分子が操るプログラム機能化」

生体内では、アミノ酸や核酸塩基のプログラミング機能が生命活動におい
て重要な役割を果たしています。本講義では、プログラミング機能を利用
した金属錯体の変幻自在な配列組織化などについて紹介がありました。

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森内 敏之 教授



各講義後に設けられたクイズコーナーでは、ほぼ全員正解の易しい問題から、超難問まで幅広い難易度で出題され、全問正解者には景品の配布もありました。高校での授業とは違った角度から、化学の面白さや難しさを体験できるセミナーとなりました。

参考リンク:大阪公立大学 理学部 化学科・化学専攻について
                https://www.omu.ac.jp/sci/chem/ 

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