お知らせ
現代システム科学研究科 山野 則子教授の取り組み「YOSS」、総合知ウェブセミナー(内閣府主催)で活用事例として紹介!
2023年3月22日
- 研究
- 現代システム科学研究科
2023年2月2日(木)に内閣府主催の第2回総合知ウェビナー「総合知の普及と活用による新たな価値の創造~総合知活用事例からみる社会課題解決プロセスと未来社会の創造~」が開催されました。
総合知を活用した事例紹介において、現代システム科学研究科 山野則子教授が「学校を中心とした子どもの課題発見から支援までのスクリーニングシステム(YOSS)」の紹介を行いました。
▼第2回総合知ウェビナーの開催概要および資料はこちら(内閣府 Webサイト)より
※当日の発表動画も視聴可能です
https://www8.cao.go.jp/cstp/sogochi/20230202webinar.html
YOSSとは
「YOSS®(Yamano Osaka Screening System、ヨース ※特許出願中)」は、子どもの隠れたSOSに気付き、潜在的に支援が必要な子どもや家庭への適切な支援をおこなうことを目的に2018年に山野則子教授により開発されました。
児童生徒一人ひとりの欠席日数・行動・身だしなみ・家庭環境などの情報を教員がスクリーニングシートに点数式で記入し、客観的なデータに基づいて支援を決定することができるため、早期発見・支援につながっています。既に33自治体211校に導入実績(※)があり、具体的な効果として、不登校の児童生徒数が1/3に減少、遅刻早退などが7割改善、諸費滞納が8割改善という自治体が生まれています。組織として、支援内容の決定スピードが10倍近くも向上し、教員の負担が軽減される傾向がみられ、教育現場における諸問題の改善効果が表れています。
※2022年11月末現在
関連情報
▼「総合知」の基本的考え方及び戦略的に推進する方策「中間とりまとめ」令和4年3月(内閣府 Webサイトより)
https://www8.cao.go.jp/cstp/sogochi/kihon.html
▼YOSSクラウドサービスの提供開始
https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-03237.html
お問い合わせ先
大阪公立大学大学院 現代システム科学研究科
教授 山野 則子(やまの のりこ)
TEL:072-254-9783
E-mail:gr-kyik-ebssw[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください
該当するSDGs