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ペンシルバニア州立大学 Clive A. Randall教授が学長を表敬訪問
2023年6月16日
- 国際交流
- 教育
2023年5月31日、ペンシルバニア州立大学の材料科学および工学分野で著名な Clive A. Randall教授が本学の辰巳砂 昌弘学長を表敬訪問されました。
Randall教授はペンシルバニア州立大学の材料研究所の所長を務めておられますが、この研究所はマテリアル科学、マテリアル工学の領域では世界屈指の研究所です。セラミック材料をはじめとする機能性材料の組成設計や合成プロセス、また新奇材料の探索などで優れた業績を残しておられ、執筆された論文の引用件数が3万件を超えるなど、世界中の研究者に大きな影響を与え続けられています。IEEEのフェロー称号など、数々の受賞歴をお持ちで、まさに世界を代表する研究者の一人です。また、マテリアル研究における基礎科学の追及のみならず、マテリアルの基礎科学と産業上の応用の連携に関しても重要視されており、現在、日本を含め世界中の多くの電子部品業界の有名企業との共同研究も進められています。
今回の表敬訪問の席では、現在本学博士後期課程3年の学生がフェローシップ事業で同大学に短期留学をしており、Randall教授が定期的にメンタリングをしていただいたお話や、マテリアル研究領域の人材育成に関する話題が多く議論されました。本学の高度人材育成システムプログラム「システム発想型学際科学リーダー養成学位プログラムーSiMS」( Graduate Course for System-inspired Leaders in Multidisciplinary Sciences)や大阪公立大学高等専門学校との高大接続システムの話題についても議論されました。
今後、大阪公立大学とペンシルバニア州立大学材料研究所とのさらに強い関係構築が望める有意義な懇談となりました。
ペンシルバニア州立大学 Clive A. Randall 教授(右)と辰巳砂 昌弘学長(左)
懇談の様子
左から、松井 利之副学長、辰巳砂 昌弘学長、Clive A. Randall教授、藤村 紀文副学長、安藤 陽特任教授、髙橋 雅英特別学長補佐
Randall教授訪問当日の午前中は、本学学生からの口頭プレゼンテーションとポスタープレゼンテーションが行われ、担当の学生とRandall教授の間で有意義な議論が行われました。Randall教授は学生育成の立場から常に学生を励ましてくださいました。
午後には、電気化学系の研究室訪問・見学をしていただいた後、学生を対象にした講演を行っていただきました。
学生による研究紹介
ポスターディスカッション1
ポスターディスカッション2
Randall教授(右)と安藤特任教授(左)
講演会での質疑応答
お問い合わせ先
国際交流課
06-6605-3557
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