お知らせ
文学×生活科学 オープンファカルティ2023「知の森をひらく」を開催
2023年12月1日
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2023年11月25日(土)・26日(日)の両日、文学研究科と生活科学研究科共催のオープンファカルティ2023「知の森をひらく」が開催されました。
本学の文学研究科と生活科学研究科(食栄養学科)は、2025年秋に新しく開設される森之宮キャンパスへ進出予定です。今回のイベントは、多彩な分野を擁し学際性の高い両研究科が連携して「総合知」をさらに広げ、深めることを目的に実施されました。
26日の午後、あべのハルカス25階の会議室E・Fで開催された特別企画では、日本を代表する映画監督の一人である是枝 裕和監督に登壇いただき、「是枝作品を学問する」と題して本学研究者とのトークショーが行われました。ショーの前半では是枝監督の代表作『万引き家族』を題材に、社会学が専門の文学研究科・平山 亮准教授、貧困・社会政策が専門の生活科学研究科・垣田 裕介教授、近世大坂の都市社会史が専門の文学研究科・齊藤 紘子准教授が、それぞれの専門分野の視点に沿った話題を提供。是枝監督は映画制作当時のことを思い出しつつ、多彩で深みのあるコメントを述べられました。また後半では、映画を中心とする表象文化論が専門の文学研究科・海老根 剛准教授との対談形式で、監督が、映画作りに対する想いや、俳優さんたちとの興味深いエピソードなどを語ってくださいました。
トークショーの最後には、是枝監督ら映画監督有志が求める『日本版CNC』の設立を含め、映画業界における課題や世界的な潮流についても紹介。映画監督自らが多様な研究者らと直接意見を交わす、他に類を見ない貴重な機会となり、会場を埋めた満員の観客は熱心に耳を傾けていました。
また、25日午前開催のシンポジウム「人文学×生活科学で大阪をガクモンする」第1部では、4人の研究者がそれぞれテーマに沿った報告を行い、第2部では生野区長の筋原 章博氏、大阪歴史博物館館長の大澤 研一氏ら5人のスピーカーを迎え、朴 一大阪市立大学名誉教授の司会により、大阪をフィールドにした多彩な研究と地域住民や自治体の連携をめぐって活発なトークが繰り広げられました。
会場内ではこのほか終日さまざまな企画が行われ、学内外から多くの方が参加し、盛況のうちに終了しました。
それぞれのイベント詳細およびその他の報告については、文学研究科および生活科学研究科のWebサイトに後日掲載される予定です。
本件についてのお問い合わせ先
【文学研究科】
Tel:06-6605-2354
E-mail:gr-lit-dean[at]omu.ac.jp
【生活科学研究科】
Tel:06-6605-2803
E-mail:gr-kyik-life[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
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