お知らせ
生活科学部学生考案の公社賃貸住宅住戸をリノベーション!
2024年2月8日
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生活科学研究科 松下 大輔研究室・土井 脩史研究室の学生が考案した、大阪市住まい公社の賃貸住宅の住戸リノベーションが2024年1月に完成しました。このプロジェクトは、生活科学研究科と大阪市住まい公社が2023年6月に締結した『公社賃貸住宅リノベーション事業の業務提携に関する協定』のもと、コーシャハイツ相生(大阪市阿倍野区)の3住戸(2K間取り)を対象に実施されたものです。
本プロジェクトではまず、若年層の居住ニーズに関する市場調査および現入居者にコーシャハイツ相生の評価調査を実施し、それらの結果に基づいて最適と考えられる間取りを検討しました。2023年9月には、公社に対して6つのリノベーション提案を発表し、3つのリノベーション提案を選定しました。今回の提案では、共働きテレワーク世帯や子育て世帯、DINKS世帯などの具体的な生活スタイルを細かく想定しながらも、レイアウトなどは作り込みすぎず、入居者に対して自由度を大きく残しているのがポイントです。
<参考>
学生が考案!公社賃貸住宅住戸のリノベーション提案発表会を開催(2023年9月11日)
その後、公社・施工業者との打ち合わせや現場打ち合わせを重ね、仕様や設備の詳細検討やプランの一部変更の検討を行い、3住戸のリノベーションを実現させました。
現場での打ち合わせの様子
2024年2月以降に入居者募集が開始される予定で、入居者募集のサポートや入居後の評価調査などを継続していく予定です。
参加学生からのコメント(生活科学部居住環境学科4年・中川 芽以さん)
授業で行う設計課題とは異なり、考案した計画が実際の住戸で実現し、実際に居住者が住まうという、大変貴重な活動に参加させていただきました。多様なニーズに対応する提案やコスト面・納期・他住戸との平等性などを考慮してプランを考案することの難しさを体験しました。学生目線で工夫した点が沢山あるので、これから入居されるのが楽しみです。
完成住戸の紹介
テレワークスペースを2つ設置可能な洋室
湾曲する壁で見通しの良いリビング
広くて交流しやすいダイニング
各案共通のこだわりのポイント
カウンター幅が広く使いやすい洗面台(左:案①②、右:案③)
玄関土間と連続する広いシューズクローク
(平面図イラスト作成:生活科学部居住環境学科4年 中川 芽以さん)
<参考>
大阪市住まい公社Webサイト:【ついに完成!】学生の企画・設計によるリノベーション お部屋を公開します!
問い合わせ先
生活科学研究科
教授 松下大輔 matsushita[at]omu.ac.jp
講師 土井 脩史 s-doi[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
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