お知らせ

「EJ ART」人材育成プログラム(令和6年度 文化庁「大学における文化芸術推進事業」採択プログラム)がスタート!

2024年7月1日

  • 教育
  • 社会連携

大阪公立大学は昨年度に引き続き、文化庁補助金事業「令和6年度大学における文化芸術推進事業」に採択されました。

本学では、「EJ ART」人材育成プログラムという事業名で、都市経営研究科・文学研究科などにまたがる8名の教員(代表 吉田 隆之准教授)が参画し、大阪・関西のソーシャルアートコーディネーター人材を育成するプログラムを、大学の地域貢献事業として、7月からスタートします。アートプロジェクト運営にかかわる実務者、ソーシャルワーカー、地域コーディネーター、行政担当者(文化・福祉政策)、美術館等の学芸員、研究者(大学院生等)、アーティストなどを対象としています。

文化庁の大学における文化芸術推進事業とは

本事業は、大学の有する教員、学生等の人材、教育研究機能、施設・資料等の資源を積極的に活用したアートマネジメント(文化芸術経営)人材の養成プログラムの開発・実施を補助し、開発されたプログラムを広く他大学等に周知・普及させること。また、新進芸術家等の人材が技術を磨いていくために必要な舞台公演や創作及び発表などの実践の機会や、知識を身につける場を提供することで、我が国の文化芸術の振興を図ることを目的としたものです。

大学における文化芸術推進事業サイト(外部サイト)

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採択された事業情報

【事業名】
Equity(公正)& Justice(正義)を軸としたソーシャルアートコーディネーターの人材育成

【事業趣旨】
大阪公立大学「EJ ART」人材育成プログラムの2年目がスタートします。EJは、Equity(公正)&Justice(正義)の略称で、社会的・人種的不平等が芸術文化の価値に関わる議論でも重要視されるなか、Diversity(多様性)や社会包摂(Inclusion)の文脈で使われる事が多くなっています。大阪・関西では、環境問題(公害など)、日雇い労働者の貧困と孤立、LGBTQや在日・移民の差別など大都市・大阪固有の深刻な社会的課題に対応するアートNPOなどの蓄積が顕著です。一方で、次世代育成、ネットワーク形成に課題があり、私たちは、ソーシャルワークとアートを架け橋し、アートを媒介に公平・正義に取り組むコーディネート人材を育成していきます。また、アートNPOの後継者不足の背景にある業界の構造的抑圧や搾取にも目を向けていきます。これらの社会課題を解決するアプローチとして、Equity(公正)&Justice(正義)、AOP(Anti-Oppresive Practice/反抑圧的実践)に着目し、「基礎講座」「ゼミナール」「実践・場づくり」「EJ Café」などのプログラムを展開していきます。

【実施期間】
2024年7月~2025年2月

【実施内容】
EJ ART公式Webサイト(外部サイト)
EJ ART 2024年度活動予定 (836.6KB)

【主催】
大阪公立大学(学内協力機関:大学院都市経営研究科/大学院文学研究科/都市科学・防災研究センター/人権問題研究センター)

【共催】
大阪市/公益財団法人公害地域再生センター・あおぞら財団/NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)/一般社団法人こどまっぷ/NPO法人トッカビ

【協力】
大阪アーツカウンシル

該当するSDGs

  • SDGs04
  • SDGs17