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商学部の授業「地域経済論」で、NHK朝ドラ プロデューサーらが講義

2024年6月27日

  • 教育
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2024625日(火)、商学部3・4年生対象の授業「地域経済論」(担当:松永 桂子教授)に、NHK大阪放送局から講師を迎えて「朝ドラと地域経済」をテーマに講義が行われました。
本学と日本放送協会 大阪放送局は、20233月に包括連携協定を締結しており、その一環で初めて授業で講義が行われ、123名の学生が受講しました。 

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最初にメディア展開部の磯部 めぐみさんから、朝ドラの歴史や、朝ドラ舞台地についてなど概要の説明がありました。朝ドラは、舞台となった地域に多くの人が訪れ(聖地巡礼)、地域活性につながるのも特徴の一つです。これは朝ドラのストーリーが、地方の習慣や家族の日常に寄り添うことが多く、視聴者が登場人物やせりふに共感してロケ地を訪れたくなるためだろうと分析されていました。 

続いて、「舞いあがれ!」を担当した、コンテンツセンター第3部(ドラマ)チーフ・プロデューサーの熊野 律時さんから、制作現場の具体的なお話がありました。朝ドラでは、ドラマに関連する地域を実際に訪れて、さまざまな人に話を聞くことから始めるそうで、「舞いあがれ!」では長崎県の五島列島でバラモン凧職人や造船所、北海道帯広の航空大学校、東大阪市をはじめ関西の100社以上の中小企業を取材したそうです。本学の学生クラブ「WindMill Club」と堺市の有志の方による「大阪公立大学 堺・風車の会」も、人力飛行機を実際に飛ばすなど、撮影に協力しました。また、出演者もロケ地とのつながりが深くなり、番組終了後もその地域のイベントに参加するなど、関係を大事にすることが多いのが特徴だそうです。「地域に生きる人々を取材し、その土地の歴史や文化を盛り込み、良いことだけではなく厳しい現実も描きます。ドラマでのリアルな表現が、多くの人々を引き付けているのだと思います」と熱く語っていただきました。 

学生との質疑応答も活発に行われ、学生からは「これまで朝ドラを見ていなかったが、こんなにいろいろと考え企画されているのを知り、見てみたいと思った」という感想も聞かれました。
今後も包括連携協定を生かした取り組みを継続していく予定です。

授業の様子

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