お知らせ

生野高校の生徒が現代システム科学域の授業「ヘルスケアシステム」 に参加

2024年8月5日

  • 教育

現代システム科学域の授業「ヘルスケアシステム」に大阪府立生野高校の生徒13人が参加しました。4月から開始した計15回の授業の内、試験などを除く11回の授業に参加しました。

ヘルスケアシステムとは、すべての人が健康でいきいきと活躍し続けられる社会を目指した保健医療システムのことを指します。本学の授業「ヘルスケアシステム」は現代システム科学域の真嶋 由貴恵教授が担当し、実務的な基礎知識や基礎技術力を習得する科目です。昨今の医療情勢の変化を踏まえて、ヘルスケア分野における情報通信技術の活用方法や、健康データの二次利用に関する課題の考察を行っています。またヘルスケア分野で活用される情報システムの企画立案や開発、運用を行う力を育成するために、アクティブ・ラーニングを主体として、グループワークやディスカッションにも挑戦しています。

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真嶋 由貴恵教授

授業ではこれまで、高校生と大学生の複合チームで、ヘルスケアシステムの課題などについてグループ発表やディベートなどを行ってきました。そのまとめとして、2024年7月23日(火)の最終授業日には、ヘルスケアシステムの未来と課題についてプレゼンテーションが実施されました。
プレゼンテーションでは、6組のチームが自身の体験などに基づき、個性豊かな提案を行いました。例えば、近年関心が高まっているペット型ロボットの提案。高齢者などのユーザーが、ロボットの頭に手を置いて脈拍や血圧を測定できる機能や、倒れていることを検知して救急通報する機能などを搭載した、健康管理ができるロボットです。他には、スマートフォンで撮影した食品の成分や腐敗をAIで検知するアプリの提案もありました。屋台で販売されているものなど、その場で成分がわからない食品を撮影すれば成分がわかったり、消費期限を忘れてしまった食品の腐敗度を確認したりできるシステムです。
考案したヘルスケアシステムの発表後には、今後の実現性についての質疑応答なども行われ、高校生と大学生がともに積極的に参加する活発な授業となりました。

授業の様子

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問い合わせ先

現代システム科学域
教授 真嶋 由貴恵
E-mail:majima[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。

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