お知らせ
第2回 長崎大学×大阪公立大学 感染症合同シンポジウムを開催
2024年12月26日
- 研究
2024年11月25日(月)、長崎大学 坂本キャンパスにて、第2回 長崎大学×大阪公立大学 感染症合同シンポジウム「共に拓く感染症研究の新時代 ―プラネタリーヘルスとメトロポリタンヘルスへの挑戦―」を開催しました。
本学と長崎大学は2023年9月に、感染症分野を中心に、教育・研究・人材育成などの連携・協力を国際的な「知の拠点」から推進することにより、相互の教育および研究の振興に資することを目的とした包括連携協定を締結しています。今回のシンポジウムは、昨年開催された記念シンポジウムに続き、両大学が標榜するプラネタリーヘルスとメトロポリタンヘルスにおける日本や世界への貢献をテーマに開催。両大学の教員による講演やフリーディスカッションなどが行われました。
開会の挨拶では、長崎大学の永安 武学長と本学の辰巳砂 昌弘学長が登壇し、辰巳砂学長は「両大学の連携をより一層進めていくことで、日本のみならず、世界の感染症対策を支えるような大きな成果が期待できる」と今後の共同研究への意欲を示しました。
基調講演では、大阪公立大学大阪国際感染症研究センター(OIRCID)の朝野 和典事業総括が「OIRCIDの目指すメトロポリタンヘルス」と題した、行政との連携による都市シンクタンク機能を活用した取り組みを紹介しました。
「マクロ感染症学」のセッションでは、本学の掛屋 弘センター長からOIRCIDの概要を紹介した後、椎木 弘教授(研究推進部門)、大塚 芳嵩助教(社会環境部門)、堀江 真行教授(新興・再興感染症部門)が登壇し、工学や農学の視点から感染症を捉えた研究や、下水サーベイランスなど本学の「総合知」を発揮した取り組みを発表。続いて、「特色ある研究」のセッションでは、本学の金子 明特任教授(国際総括)と植松 智教授(研究推進部門)が登壇し、研究内容について発表しました。各セッションの発表後は、活発な意見交換が行われました。
フリーディスカッションでは、長崎大学 森田 公一感染症出島特区長と掛屋センター長が、シンポジウム全体を振り返りつつ、今後の両大学の連携への期待を述べました。
シンポジウムは、本学の藤村 紀文産学官民共創推進本部長と森田特区長による挨拶をもって閉会しました。
辰巳砂学長による開会挨拶
朝野事業総括「OIRCIDの目指すメトロポリタンヘルス」
掛屋センター長によるOIRCIDの紹介
椎木教授「ナノ粒子技術を利用した非培養検出系の開発」
大塚助教「感染症と非感染症の予防を目指す“緑地環境によるゼロ次予防”」
堀江教授「関空下水サーベイランスによる水際対策へ向けて」
金子特任教授「21世紀のマラリア根絶」
植松教授「Enterrococcus faecalis 特異的ファージ由来酵素を用いたaGVHDの治療法の開発」
藤村本部長による閉会挨拶
登壇者らによる記念撮影
関連情報
第2回 長崎大学×大阪公立大学 感染症合同シンポジウムを開催しました(長崎大学感染症研究出島特区Webサイト)
長崎大学との包括連携協定締結式および記念シンポジウムを開催(2023年9月11日掲載)
お問い合わせ
大阪国際感染症研究センター(OIRCID)
Eメール:gr-sngk-OIRCID[at]omu.ac.jp ※[at]を@に変更してください。
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