お知らせ

災害からいのちを守るために コミュニティ防災フォーラム2025を開催

2025年3月3日

  • 研究

2025222日(土)、I-siteなんばにて都市科学・防災研究センター(UReC)主催のイベント「いのちを守る都市づくり コミュニティ防災フォーラム2025」を開催しました。

当日は、認定NPO法人 災害人道医療支援会(HuMA)顧問/谷向病院検診センター長の鵜飼 卓氏による、阪神・淡路大震災時の兵庫県内における病院の被害状況や機能低下の原因、被災地外のハブ病院となり被災者への医療支援行った大阪市立総合医療センターでの動き、「避けられる死」を減らすために医療者に求められることなど、ご自身の体験をもとにした基調講演から始まりました。

次に、令和6年能登半島地震での学生ボランティアの活動について、ボランティア・市民活動センターV-stationの代表学生が報告。被災地を訪れて実感した被害状況の大きさや復興の難しさ、災害を自分ごととして捉え、ボランティア活動など自身ができることに積極的に取り組むことの大切さを参加者に伝えました。

フォーラムの後半では、地域防災の専門家として人的被害の軽減を目指すUReCの宮野 道雄客員教授、DMATとしてさまざまな災害現場で救護や避難所環境の改善に従事してきた医療者の立場から、避難所・避難生活学会代表理事/石巻赤十字病院副院長の植田 信策氏、そして、日本放送協会大阪放送局との包括連携協定に基づき、報道番組などを通じて災害を伝えるジャーナリストの立場から、NHK大阪放送局チーフ・プロデューサーの東條 充敏氏をパネリストに迎え、パネルディスカッションを実施。

1995117日に発生した阪神・淡路大震災から30年の節目を迎える今、「いのちを守る防災」において市民にできることや、「いのちを守る」ために最も重要なことについて、現代システム科学研究科/UReCの生田 英輔教授による進行のもと活発な議論が行われました。

プログラム

開会挨拶

大阪公立大学 UReC 所長/副学長(社会連携担当) 重松 孝昌

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基調講演

阪神・淡路大震災から30年〜いのちを守る災害医療

認定NPO法人 災害人道医療支援会(HuMA)顧問/谷向病院検診センター長 鵜飼 卓氏

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令和6年能登半島地震における学生ボランティア活動報告

ボランティア・市民活動センターV-station
吉田 萌恵さん(現代システム科学域 環境社会システム学類 2年)
上岡 ひなのさん(法学部 法学科 3年)
橋本 直樹さん(大学院情報学研究科 学際情報専攻 1年)

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パネルディスカッション

「いのちを守る防災〜阪神・淡路大震災から能登半島地震まで」

【パネリスト】
避難所・避難生活学会代表理事/石巻赤十字病院副院長 植田 信策氏
NHK大阪放送局 チーフ・プロデューサー 東條 充敏氏
大阪公立大学 UReC 客員教授 宮野 道雄

【モデレーター】
大阪公立大学 UReC 教授 生田 英輔

【コメンテーター】
鵜飼 卓氏

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閉会挨拶

大阪公立大学 名誉教授 三田村 宗樹

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当日の様子

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会場の様子

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生田 英輔教授

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植田 信策氏

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宮野 道雄客員教授

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東條 充敏氏

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質疑応答

問い合わせ先

広報課
TEL06-6967-1834

該当するSDGs

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