
お知らせ
岩澤 雄司大阪市立大学名誉博士が国際司法裁判所所長に選出
2025年3月10日
- 大学からのお知らせ
大阪市立大学名誉博士称号授与式にて(2018年)
2025年3月3日(月)、オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)において行われた裁判所長選挙により、岩澤 雄司大阪市立大学名誉博士が国際司法裁判所の所長に選出されました。任期は2027年2月までで、日本人の所長選出は小和田 恆氏に次いで2人目となります。
国際司法裁判所は、国家間の紛争を国際法に基づく裁判により解決するために1945年に設立された国連の主要機関の1つです。裁判官は15名により構成され、岩澤大阪市立大学名誉博士は2018年6月よりICJ裁判官に就任後、約7年間重責を担われています。
■岩澤 雄司大阪市立大学名誉博士のコメント
国際司法裁判所の所長に選出されたことは、ずっと国際法に携わってきた者として大変に名誉なことで、とても嬉しく思います。
国際司法裁判所が引き続き、法の支配を推進し紛争の平和的解決に寄与することに、所長として貢献していきたいと思います。
1982年から1996年まで大阪市立大学法学部に勤務し国際法の研究教育に邁進したことが私の基礎を成しており、大阪市立大学(現・大阪公立大学)に深く感謝しています。
【大阪市立大学名誉博士称号授与について】
岩澤 雄司大阪市立大学名誉博士は、1982年4月に大阪市立大学の助教授に着任されてから1996年4月に東京大学に移籍されるまで、14年間にわたり大阪市立大学の教育・研究に貢献されました。
その間刊行された『条約の国内適用可能性』(1985年)や『WTO(世界貿易機関)の紛争処理』(1995年)は何れも日本の国際法学の必読文献となっています。また、自由権規約委員会の委員・委員長やアジア開発銀行の行政裁判所裁判官等として国際的に活躍。国内では法務省難民審査参与員や内閣府の「第三国定住有識者会議」座長など、社会活動にも大きく貢献されています。
2018年の国際司法裁判所裁判官への選出は、岩澤氏のこれまでの取り組みが国際法学者として世界で認められた証であり、大阪市立大学はこれらの功績が名誉博士に値するものとみなし、2018年9月27日に岩澤氏に称号授与いたしました。
岩澤 雄司大阪市立大学名誉博士は、1982年4月に大阪市立大学の助教授に着任されてから1996年4月に東京大学に移籍されるまで、14年間にわたり大阪市立大学の教育・研究に貢献されました。
その間刊行された『条約の国内適用可能性』(1985年)や『WTO(世界貿易機関)の紛争処理』(1995年)は何れも日本の国際法学の必読文献となっています。また、自由権規約委員会の委員・委員長やアジア開発銀行の行政裁判所裁判官等として国際的に活躍。国内では法務省難民審査参与員や内閣府の「第三国定住有識者会議」座長など、社会活動にも大きく貢献されています。
2018年の国際司法裁判所裁判官への選出は、岩澤氏のこれまでの取り組みが国際法学者として世界で認められた証であり、大阪市立大学はこれらの功績が名誉博士に値するものとみなし、2018年9月27日に岩澤氏に称号授与いたしました。
問い合わせ先
広報課
TEL:06-6967-1834
E-mail:koho-list[at]ml.omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
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