プレスリリース
「自閉症スペクトラム障害に対する自家臍帯血有核細胞を用いた治療法の開発」研究者主導臨床研究に関するお知らせ
2024年10月29日
- 医学研究科
概要
この度、大阪公立大学医学部附属病院において実施される、第Ⅰ/Ⅱ相臨床研究「自閉症スペクトラム障害に対する自家臍帯血有核細胞を用いた治療法の開発」(実施責任者:大阪公立大学大学院医学研究科発達小児医学 濱崎 考史教授)について、臨床研究等提出・公開システム(jRCT)に情報が公開されましたことをお知らせいたします。
本研究は、株式会社ステムセル研究所に自身の臍帯血(自家臍帯血有核細胞)が保管されている自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder; ASD)の2~4歳の小児20名を対象に行う臨床研究であり、安全性を確認すると共に、有効性を探索的に評価します。
ASDは、発達障害のひとつであり、社会性、言語能力、認知能力などに支障をきたす疾患で、100人に1人の割合で発症していると言われています。現在、ASDに対する有効な原因療法は確立されていません。ASDの症状が発症するメカニズムのひとつに、脳内の免疫系が過剰に反応し、脳神経機能に異常をきたしていることが挙げられますが、免疫を抑制する細胞を含む臍帯血を投与することにより、脳神経機能が改善することが期待されます。
本研究は、大阪公立大学(大阪府、学長:辰巳砂 昌弘)と株式会社ステムセル研究所(東京都、代表取締役社長:清水 崇文)が2023年に締結した研究者主導臨床研究契約にもとづき実施されます。
※本件がステムセル研究所の業績に与える影響は軽微であります。
研究の流れ
関連情報
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株式会社ステムセル研究所
執行役員 佐藤 英明
TEL:03-6811-3235
E-mail:stemcell[at]stemcell.co.jp
※[at]を@に変更してください。
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大阪公立大学 広報課
TEL:06-6605-3411
E-mail:koho-list[at]ml.omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。