最新の研究成果
本学の新型コロナ関連研究がAMEDに採択されました
2022年7月5日
- 理学研究科
- 研究
理学研究科 生物化学専攻の道上 雅孝助教の研究開発課題が、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の 令和4年度 「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に採択されました。
採択内容
■公募研究開発課題名
COVID-19および公衆衛生危機管理上、医薬品等の確保が必要な感染症等の新興・再興感染症の危機管理に有効な治療薬等開発に資する研究開発
■研究課題名
新型コロナウイルスの細胞感染を阻害するヘリックス・ループ・ヘリックス (HLH) ペプチドの開発
■研究実施予定期間
2022年7月19日~2023年3月31日
研究課題のポイント
・新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイク・タンパク質に結合し、ウイルス感染を阻害する分子標的ペプチドの開発。
・独自の手法で開発した分子標的 HLH ペプチドは、抗体医薬に代替する新しい創薬モダリティーとして期待される。
道上 雅孝助教のコメント
当研究室では、最先端のバイオ医薬品である抗体タンパク質より、分子サイズの小さい「ペプチド」を利用した次世代型バイオ医薬品を開発しています。サイズを小さくすることで、これまで抗体医薬品が対応できなかった疾患関連物質を狙えるようになるだけでなく、生産コストを抑えることもできます。通常、サイズを小さくすると医薬品としての機能も低下してしまうのですが、私たち独自の手法で開発した HLH ペプチドは、バイオ医薬品と同等の機能を持ちながら、約50分の1のサイズにまで小型化しています。
関連情報
令和4年度 「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」(3次公募)の採択課題について
お問い合わせ先
広報課
電話:06-6605-3411
E-mail:koho-list[at]ml.omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
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