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JST『研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)トライアウト』に3件の研究課題が採択

2022年9月15日

  • 工学研究科
  • 生活科学研究科

国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)による「研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)トライアウト」に、工学研究科の黒木 智之准教授、辻 幸一教授、生活科学研究科の小島 明子准教授をそれぞれ研究代表とする3つの研究課題が採択されました。

研究課題名:大気圧プラズマグラフト重合処理による環境適合型ゴム-フッ素樹脂複合ホースの創製

<概要>
低透過性を有する環境適合型ホースを製造する上でボトルネックとなるゴムとフッ素樹脂の接着を向上することを目的として、大気圧プラズマグラフト重合表面処理を応用した新しいゴム-フッ素樹脂接着技術の開発を行います。実用化のため、はく離試験において実用化に必要な水準を高く超える接着強度とゴム破壊割合の達成を目標とします。
researcher_kuroki
黒木 智之准教授
(工学研究科)

研究課題名:超音波浮揚技術を利用した新規元素分析法の可能性検証

<概要>
本研究では、超音波浮揚技術により微粒子や液滴などの微小量試料を大気中に浮揚させることで、試料保持材を無くす手法を検討します。これにより、X線スペクトルにおけるバックグラウンドを軽減させ、高感度で迅速な蛍光X線分析を行う新たな可能性を探ります。
researcher_tsuji
辻 幸一教授
(工学研究科)

研究課題名:内因性ケトン体を上昇させる食品成分の新規スクリーニング法の確立と認知症予防への応用

<概要>
これまでの研究により、グルコースの代替エネルギー源として内因性ケトン体濃度を亢進させて神経細胞障害を抑制し、抗認知症効果をもたらすこと、およびこのケトン体は抗肥満効果によって生じる脂肪酸から生成されることをすでに明らかにしています。本研究では、内因性ケトン体上昇を指標とするスクリーニング方法を構築することで、抗肥満効果を有する食品をスクリーニングすることが認知機能改善効果を有する食品の探索に有効であるためのエビデンスを取得すると共に、過去に研究代表者が抗認知症効果を立証済みであるナンキョウの実用化に向けて併用可能な食品成分を発掘します。
researcher_kojima
小島 明子准教授
(生活科学研究科)
お問い合わせ先
 学術研究推進本部 URAセンター
 E-mail:gr-knky-uracenter[at]omu.ac.jp
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