最新の研究成果
本学教員らがCOP27に向けイギリス王立化学会を介して提言
2022年11月14日
- 研究推進機構
本学 人工光合成研究センターの天尾 豊 所長と大学院理学研究科 竹内 未佳大学院生(博士前期課程1年)が、イギリス王立化学会が新たに創刊した論文誌RSC Sustainabilityの初刊に掲載された論文の著者として王立化学会のインタビューを受け、英国時間11月11日にライブストリーミングが公開されました。
11月6日~18日に開催中の国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)に向けて、二酸化炭素を原料として有機化合物に結合させプラスチック製品等の耐久性のある素材に変換すれば、二酸化炭素削減に貢献できると提言しました。
天尾教授のコメント
研究室所属の大学院生 竹内 未佳さんと生体触媒を使い二酸化炭素とバイオマス由来化合物とからフマル酸というエンジニアリングプラスチックや生分解性プラスチックの原料を作り出すことに成功しました。今回COP27開催のタイミングでこの成果を発表し、RSCを介して二酸化炭素削減に対して提言することができました。日本が提唱している2050年カーボンニュートラル社会実現に、この研究が将来貢献することを期待しております。
インタビュー動画
掲載論文
【発表雑誌】RSC Sustainability
【論文名】Phosphate-induced enhancement of fumarate production from a CO2 and pyruvate with the system of malate dehydrogenase and fumarase
【著者】Mika Takeuchi, Yutaka Amao
【論文URL】https://doi.org/10.1039/D2SU00031H
関連情報
お問い合わせ
人工光合成研究センター・大学院理学研究科
教授 天尾 豊(あまお ゆたか)
Tel:06-6605-3726
E-mail:amao[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
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