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2001年ノーベル物理学賞受賞者のWolfgang Ketterle教授が学長を表敬訪問

2023年10月31日

  • 理学研究科
  • 国際交流

2023年10月6日(金)、2001年ノーベル物理学賞受賞者であるマサチューセッツ工科大学(MIT)のWolfgang Ketterle教授が来学され、辰巳砂 昌弘学長、櫻木 弘之副学長、坪田 誠副学長を表敬訪問されました。

Ketterle教授は、ナトリウム原子のボース・アインシュタイン凝縮を実現したことでノーベル物理学賞を受賞され、現在も冷却原子の研究分野をけん引し続けられています。このたびのご来学は、理学研究科の井上 慎教授がMITで博士号を取得された時の指導教官であられたご縁で実現しました。

左より坪田副学長、辰巳砂学長、Ketterle教授、櫻木副学長、井上教授

学長室では、Ketterle教授のノーベル賞受賞にまつわるお話に加え、現在進行中のご研究や、井上教授のMITでの思い出、また物理学の研究者である櫻木副学長、坪田副学長も加わっての専門的な談義が繰り広げられました。同じ理系研究者でも材料化学分野を専門とする辰巳砂学長は違った切り口から発言し、物理学とのアプローチの違い等についての議論は大いに盛り上がりました。

その後、Ketterle教授は井上教授の研究室を見学され、堀越 宗一准教授が現在進行中のプロジェクトの紹介を行いました。その後、学生らが井上教授らのサポートを受けながら、Ketterle教授に研究紹介したり質問したりするという貴重なお時間をいただきました。

井上教授の研究室にて集合写真

質疑応答の様子

午後には、南部陽一郎物理学研究所、アトムの会、日本物理学会大阪支部の共催でKetterle教授の講演会が開催され、冷却原子の基礎から最新の研究まで紹介されました。質疑応答では、教員や学生から多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。Ketterle教授は、「講演会で自分の分野とは違う方々から質問をされることは少ないので、非常に興味深かった。」と、感想を述べられました。

本学関係者や学生にとって、世界で活躍する研究者の方と直接交流できる機会は貴重であり、大きな刺激をいただきました。

講演を行うKetterle教授

講演を熱心に聞き入る大勢の参加者

関連情報

MIT Physics Webサイト

アトムの会 Webサイト

南部陽一郎物理学研究所

お問い合わせ先

大阪公立大学大学院 理学研究科
教授 井上 慎
inouye [at]ml.omu.ac.jp  [at]を@に変更してください。

該当するSDGs

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