最新の研究成果
天然林の消失はキツツキが生態系で果たす役割を低下させる
2025年1月21日
- 理学研究科
- プレスリリース
概要
大阪公立大学大学院理学研究科 吉川徹朗准教授、東京農工大学大学院グローバルイノベーション研究院 小池伸介教授、同大学院農学府 安田和真氏(修士課程1年)、加藤大貴氏(修了生)、同大学院連合農学研究科 栃木香帆子氏(修了生)、クイーンズランド大学 天野達也准教授らの国際共同研究チームは、ある森林のキツツキの生息数は周囲の天然林が消失することで減少し、さらにその結果としてキツツキが森林生態系で果たす役割も低下することを明らかにしました。本成果は森林生態系を健全に維持するうえでの、対象とする森林だけでなくより広域での人工林の管理手法の提案につながることが期待されます。
本研究成果は、2024年12月16日付で「Global Ecology and Conservation」にオンライン掲載されました。
掲載誌情報
【発表雑誌】Global Ecology and Conservation
【論 文 名】Does forest loss and fragmentation reduce woodpecker-associated ecosystem functions?
【著 者】Kazuma Yasuda, Daiki Kato, Shoji Naoe, Tatsuya Amano, Tetsuro Yoshikawa, Kahoko Tochigi, and Shinsuke Koike
【掲載URL】
https://doi.org/10.1016/j.gecco.2024.e03366
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2351989424005705
研究内容に関する問い合わせ先
大阪公立大学大学院理学研究科
准教授 吉川 徹朗(よしかわ てつろう)
TEL:06-6605-2584
E-mail:yoshikawa_t[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
報道に関する問い合わせ先
大阪公立大学 広報課
担当:谷
TEL:06-6967-1834
E-mail:koho-list[at]ml.omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
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