機構長のあいさつ

図書館機構長 重松 孝昌

図書館は、大学の教育や研究には欠かすことのできない基幹インフラです。書籍、雑誌、新聞など紙媒体のみならず、最近では電子コンテンツも利用提供しています。インターネットの普及に伴って誰もが情報検索が簡単にできるようになり、相対的に図書館の恩恵を感じる機会が低下しているように感じる方も少なからずおられるかもしれませんが、専門性や希少性の高い蔵書等を数多く抱えているのが、大学の図書館の特徴のひとつです。

大阪公立大学には、それぞれのキャンパスに、杉本図書館、中百舌鳥図書館、りんくう図書室、羽曳野図書センター、阿倍野医学図書館の5つの図書館が存在します。2022年に開学した大阪公立大学では弛まぬキャンパス整備が進められています。今後、キャンパスごとに特色ある整備が進められ、学生や教職員をはじめとするみなさまにますます親しまれる大学へと変化していきます。これに伴って、羽曳野図書センターは、2025年度前期授業終了後のキャンパス移転に伴って閉じる予定となっています。その一方で、2025年秋に開設予定の森之宮キャンパスには、新しい図書スペース・森之宮ライブラリーが設置される予定です。

このようなキャンパス整備に伴ってそれぞれのキャンパス図書館の果たす役割も変化していくことになります。今後は、それぞれの図書館の連携、協力を密にして総合大学としての図書館機能の充実に尽力し、みなさまの学習・教育・研究活動を支援し、知の拠点としての任務を果たしたいと考えております。

皆様に活用していただきやすい大阪公立大学図書館の整備に尽力して参りますので、皆様には益々、ご活用いただきますとともに、忌憚のないご意見、ご要望をお寄せいただきますようお願い申し上げます。

図書館機構長 重松 孝昌