ABOUT
大阪公立大学大学院生活科学研究科小伊藤・土井研究室では、多様化する住まい方に対応した住宅・住環境のあり方を模索する研究活動を日々行っています。具体的な研究テーマは、家族の暮らしやその変化に対応する住環境、保育園や学童保育などの子どもの生活環境、伝統的住宅の保全と住まい方、省エネ住宅における住まい方、現代の住まい方に対応した改修手法など、住まい方というソフト的な研究から住宅の計画手法というハード的な研究に至るまで多岐にわたっています。
主な研究内容
住生活学研究室【担当:小伊藤亜希子】
1.子どもの居住環境
放課後の子どもの遊びや地域生活のあり方、学童保育の環境などについて研究しています。
放課後いきいき事業の調査
2.長屋の保全活用と住生活
大阪長屋の保全活用とリノベーションによる新しい住生活について研究しています。
大阪長屋の活用事例
3.家族の住み方と住空間
世帯内単身者、エンプティネスター、子育て家族などの家族縮小時代における新たな家族の住み方やそれを支える住空間について研究しています。
住み方調査の例
4.親子近居の居住スタイル
親世帯と子世帯が近くに住んで支え合いながら生活する居住スタイルについて研究しています。
近居親子の関係性
住環境計画学研究室【担当:土井脩史】
1.可変型住宅の計画手法と住み方
可動収納家具などを用いて住まい手の住要求の変化に対応する住宅計画手法と可変型住宅における住み方を研究しています。
可動収納家具による計画(NEXT21)
2.住宅の中間領域の計画手法と住み方
内部と外部を緩やかにつなぐ中間領域の計画手法と中間領域における建具の開閉や生活行為について研究しています。
京町家の中間領域
3.地域のまちづくりと連携した住宅団地の再生
高経年の集合住宅団地を対象として、地域のまちづくり活動と連携した住宅団地の再生手法について研究しています。
堀川団地の再生
4.新しい働き方に対応した住宅地の計画手法
ABW(Activity-Based Working)という働く場所と時間を選択する新しい働き方に対応した住宅地の計画手法を研究しています。
ABWに対応した居住空間の考え方