SSCについて

ご挨拶

医師や看護師はもちろんのこと、医療機関に属するすべての職員は、プロの医療人であるという自覚の元で、生涯にわたる自己研鑽の必要があります。一方手技を要する医療行為には何らかのリスクをともなうことは必然です。特に侵襲を伴う医療行為をシミュレーショントレーニングなしに患者に行い、万一何らかの事故が起こった場合には、相当な非難が集中することは必至です。

そこで本学では医学・看護学生、研修医・看護師をはじめとする医学部全構成員にシミュレーション教育を実施するSSCを2007年3月に開設しました。2021年度末までに約15万人が活用し、その利用率と充実度は関西随一と自負しています。

 

医学生 医師 看護師 看護学生 その他
2007 2969 954 1517 381 1171 6992
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2018 5173 2555 1940 805 2336 12809
2019 4892 2444 1771 930 2044 12081
2020 4720 1745 1228 119 497 8309
2021 5633 1981 1558 386 531 10089
58806 28267 25069 8622 26712 147476
39 19 17 6 19 100

 

特徴的なトレーニングの内容

1)【Teaching is learning system】
  医学科上級学生による後輩学生指導、研修医による医学生指導等

2)【Inter Professional Education (IPE):多職種連携教育】
  看護・医学科生合同実習、医師・看護師・薬剤師・救命救急士の合同講習等

これらは代表的な取り組みです。
是非、本学・当院へ入学・入職いただき、1)2)をはじめとするSSCでのトレーニングを思う存分活用いただきたいです。
わたくしたちと一緒に研鑽いただきますことを心よりお待ちしております。ありがとうございます。

スキルスシミュレーションセンター
センター長 首藤太一 (総合医学教育学/総合診療科)
 副センター長 栩野吉弘 (総合医学教育学/総合診療科)

SSCの概要

大阪公立大学医学部スキルスシミュレーションセンター(SSC)は、「平成17年度文部科学省 地域医療等社会的ニーズに対応した医療人教育支援プログラム」の援助を受け、事業の一環として平成19年3月に開設しました。

 

大阪公立大学医学部に隣接する、あべのメディックスビル8階メディカルフォーラム内に各種シミュレーション器材を揃えた、医療現場等で役立つ様々な技術をトレーニングすることができる施設です。 管理人が常駐し、いつでも器材を利用できる万全の態勢を整えているのが特色です。

 

医師・研修医・看護師などの医療従事者や医学部の学生のみならず、一般職員に対しても講習会を開き、危機管理意識を高めています。

 

また、絶好の立地条件を生かし、近隣の医師や学校などの教育現場、市民の皆様にも活用していただけることも視野に入れ、今後も内容の充実を図ってまいります。