専攻医インタビュー
胆管炎による胆嚢摘出手術をする専攻医:藤本浩之、術後は録画映像を見ながらベテラン医師によるアドバイスや指導をしています。手術経験数だけではなく技術向上を目指したプログラムで上級医師を目指します。
Category
Challenge
10年後大学もしくは地域の中核病院や
医院でのリーダーを育成
2年度で専門医取得に必要な「手術経験数350例、うち執刀120例」をクリア
将来開業を考慮されている先生にも十分に配慮していきます。それぞれの現状況での希望や10年後、20年後を見据えたうえでの目標など、さまざまな要望を気軽に相談でき、なおかつ実現可能な職場であることも大阪公立大学の魅力と自負しています。 また、外国留学は希望者にはできる限り行ってもらいたいと考えています。さらには、近年、女性外科医の数が増えてきており、妊娠・出産・子育てを経て仕事に復帰されている先輩方もいます。また、他大学出身の先生方で近畿圏に帰ってきたい方もいると思います。本学出身者はもとより、他大学、他施設からの先生方、女性の先生方も大いに歓迎いたします。
外科医を目指す先生方のひとりでも多くがわれわれの仲間となり、将来の外科学をいろいろな形で発展させてくれることを望んでいます。臨床、研究、教育、様々な分野でともに汗を流し、充実した日々を過ごしませんか。
加藤きみ佳
公立大ならではの「人を想う」気持ちが溢れる外科学講座
原動力となった言葉
1年目から関連病院で外来診療に従事
当大学院の外科学講座には、大学病院から始まるプログラムと関連病院から始まるプログラムとがあり、私は関連病院で専攻医をスタートしました。実際に自ら外来を受け持ち、患者様の手術や術後のフォロー、化学療法に至るまで、幅広い経験を積みました。患者様からの「ありがとう」「本当に先生でよかった」という言葉が強く心に残っています。
支えあう風土
男女を問わず、仕事も家庭も大事にできる
子育て中の先生方も、限られた時間の中でしっかりと患者様と向きあえる環境が整えられています。これは決して「お母さんだから」という理由ではなく、男女を問わず家庭を大事にしながら働けるよう支えあう風土があるからです。患者様に対してはもちろん、先生同士にも相手を思いやる気持ちが浸透している点に、「大阪公立大学らしさ」を感じています。
チャレンジ
患者様を想う気持ちがあれば、きっと大丈夫
私が外科医の道を目指したのは、患者様と生涯にわたって向きあえる点に魅力を感じたからでした。手術中に担当したのがたとえ小さな縫合であっても、術後の経過を「大丈夫かな」と心配したり、毎日患者様と触れあいながら関係性を築いたりと、外科医としての喜びを日々感じています。皆さんも初心を忘れず、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
加藤きみ佳
山本匠
出身大学を越えて、さまざまな先生方と切磋琢磨しあう日々
ここを選んだ理由
豊富な手術件数が大きな魅力
公立大の外科学講座を選んだのは、豊富な手術件数と多くの症例を扱える点に魅力を感じたからです。私はもともと当大学の医学部出身なのですが、学生時代の実習中、手術後に元気にお家へ帰られる患者様や、若い先生方が活躍する姿に強く惹かれたのを覚えています。外科医としての使命感とやりがいを肌で感じ、この講座で学ぼうと心に決めました。
心強い環境
頼もしい先輩たちと一緒に成長していける
入局後は、実際に多くの手術に参加して執刀を任されるなど、さまざまな実践経験を積んでいます。無事にお家へ帰られる患者様を見届けられるのは、やはりこの上ない喜びです。また患者様への対応はチーム制で行われ、週3回のカンファレンスを通じて治療方針をしっかりと話し合います。上級医の先生方もすごく協力的で、非常に心強い環境です。
アットホーム
出身大学にかかわらず溶け込める環境
同期の中で、公立大出身者は私を含む4名のみで、あとの8名は他大学の出身です。例年より公立大出身者が少ないのですが、多彩なバックグラウンドを持つ仲間たちと学びあう日々はとても楽しいです。同期からも「馴染みやすい」「みんなやさしい」との声が挙がっており、時には一緒にお酒を飲み交わすなど、非常にアットホームな雰囲気があります。
山本匠