大規模プラン

大規模プラン

このページでは、OCAMI共同利用・共同研究などにおいて、Zoomを併用したハイブリッド集会を「大規模プラン」で実施する方法を紹介します。プランの概要およびその他のプランとの比較については ハイブリッド集会の遠隔配信プラン をご覧ください。

実施に必要な機器は、拠点支援室で貸し出し予約できます。機器の設置については事務スタッフや教員がお手伝いすることがありますが、動作を保証するものではありません。事前テストや集会期間中の操作は、主催者の責任において行ってください。

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機器の予約

拠点支援室に(必要なら)会場の予約を依頼し、「大規模プランに必要な機器を予約したい」旨をお伝えください。あるいは、OCAMI予約システムを利用できる教職員の方は、遠隔備品「G-1」を予約してください。これによって、次の機器が予約されます:

      • ノートPC 4台
      • ビデオカメラ、ビデオキャプチャー、三脚、PC接続用USBケーブル(USB-A、USB-C対応)
      • 講演者用ワイヤレスピンマイク(RODE Wireless GO II、送信機2台、受信機1台、充電器等)
      • 質問者用ワイヤレスハンドマイク(CLASSIC PRO、送信機2台、受信機1台、充電器等) 、3.5mm-6.3mmオーディオケーブル
      • スイッチャー(ATEM Mini Pro)、PC接続用USBケーブル(USB-A対応)
      • HDMIケーブル(5m)3本、HDMIリピーター等
      • 有線LANケーブル 5本、スイッチングハブ(8ポート、有線LAN分岐用)
      • 電源タップ(4個)
      • USB-Cアダプター(HDMI、USB-A、USB-C充電、Microsoft製またはApple製)、Lightningアダプター(HDMI、Lightning、Apple製)

配線図

スイッチャー(教卓等に設置)

会場にはHDMI端子が1つしかないことが多いため、スイッチャー「ATEM Mini」を用いて、複数のHDMI入力や音声入力をまとめて会場のスクリーンおよびスピーカーに出力します。会場の音声はマイクシステム「Wireless GO」の受信機に集められ、音声用PCとスイッチャーの両方に入力されます。Wireless GO受信機の音量は「小」にしておきます。(学情10階大会議室の場合、「外部」の音量を4.5くらい、それ以外の音量は目印の位置に合わせるのがおすすめです。音が出ないときは、音量つまみを少しだけ上げ下げすると出ることがあります。)

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ワイヤレスマイク

講演者用のピンマイク1つと、座長や質問者用のハンドマイク2つが利用可能です。これらの音声は上図の中のWireless GOの受信機に集められます。いずれのマイクも、休憩時間中に充電してください。

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ハンドマイク受信機には6.3mmオーディオ端子が2つありますが、中央の6.3mm端子に接続します。

ビデオカメラ(講演者や黒板が撮影できる場所に設置)

講演者の様子や、黒板の内容を配信するためのビデオカメラです。黒板の内容を配信する場合は、解像度を上げるため、Zoomで「第2カメラのコンテンツ」の画面共有をしてください。

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画面共有の切替方法

黒板で講演する場合

ビデオ用PCで、ビデオカメラの映像を「第2カメラのコンテンツ」として画面共有してください。(それ以外のPCの画面共有は解除してください。)

会場の講演者がスライド等で講演する場合

講演者用PCの画面は、スイッチャーを経由して画面共有用PCと会場のスクリーンに送られています。講演者用PCでスライド等を表示して、画面共有用PCでその映像を「第2カメラのコンテンツ」として画面共有してください。(それ以外のPCの画面共有は解除してください。)なお、講演者自身のPCやタブレットを、スイッチャーのHDMI 1に接続しても構いません。

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Zoomの講演者がスライド等で講演する場合

Zoomの講演者がスライド等を画面共有します。(会場のPCの画面共有は解除してください。)講演者用PCでその画面を表示すると、会場のスクリーンにその映像が表示されます。

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音声が配信される仕組み

会場のマイクの音声がZoomに配信され、会場のマイクの音声とZoom上の音声の両方が会場のスピーカーから出力されます。発言者ごとの切り替えは必要ありません。

会場のマイクで発言した場合

会場のピンマイクやハンドマイクの音声はWireless GOの受信機に集められ、音声用PCとスイッチャーの両方に流れます。音声用PCからZoomに配信され、スイッチャーからは会場のスピーカーに出力されます。(グラウンドループアイソレーターは、音声ノイズを解消するためのものです。)

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Zoomで発言した場合

Zoom上の音声(Zoomの講演者を含む)は音声用PC、スイッチャーを経由して会場のスピーカーから出力されます。

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各機器の設定

PC(ネットワーク接続)

  • 学外の方が大阪公立大学のネットワーク(有線・無線)に接続するためには、ゲストアカウントが必要です。アカウントの発行を希望される場合は事務スタッフにお問い合わせください。
  • PCの電源を入れたら、ブラウザー(Edgeなど)を開いて、インターネットに接続されているか確認してください。認証画面が出た場合は、ゲストアカウント(または学内関係者のOMUID)の情報を入力してください。

PC(Zoomの設定)

  • Zoomで利用するマイク、スピーカー、カメラは以下のように設定します。(機器の名称は多少異なることがあります。)
    • 音声用PCのマイク(ミュート解除): Wireless GO II
    • 音声用PCのスピーカー: ATEM Mini Pro
    • ビデオ用PCのカメラ: 接続したビデオキャプチャー(I-O DATA)
  • 必ず音声用PCはZoomでミュートを解除してください。会場にある他のすべてのPCはミュートにするか、「オーディオから退室」してください。
  • 講演者の姿を配信する場合は、ビデオ用PCのカメラをオンにします。
  • どのPCで画面共有するかについては、先述の 画面共有の切替方法 をご覧ください。Zoomで「第2カメラのコンテンツ」を画面共有する方法は次の通りです: Zoomで「画面の共有」を選択し、表示されるウィンドウで「詳細」タブを選んだ後、「第2カメラのコンテンツ」を選び、隅にある「カメラの切り替え」ボタンを何回か押して、適切な映像に切り替えます。
  • ホスト用のPCがフリーズすることに備え、音声用PCやビデオ用PCなどを共同ホストにしておくことをおすすめします。

Wireless GO

  • 受信機・送信機ともに「Ø」ボタンの長押しで電源の入・切ができます。それ以外のボタンは長押ししないでください。
  • 送信機左下のボタンが音量です。3段階(大・中・小)ありますが「小」にしてください。
  • 講演者用ピンマイクは休憩中に充電してください。もし充電がなくなってしまった場合は、2つの送信機の役割を入れ替えて使うこともできます。(入れ替える際は大きな音が出るので、会場のスピーカーの音量をゼロにして、音声用PCをミュートにしてください。)

ハンドマイク

  • ハンドマイクの受信機は電源ボタンを押して電源を入れます。
  • ハンドマイクは充電が必要です。充電器に差し込むときは向きに注意してください。

ビデオカメラ

  • 電源ボタンを押して電源を入れます。
  • 上部のズームレバー(W/T)を操作すると拡大・縮小ができます。

スイッチャー ATEM Mini

  • 電源を入れるたびに、下図のように選択します。音量調節は基本的に会場スピーカーの音量を調節することで行いますが、ピンマイクおよびハンドマイクの音量だけを変えたいときは、スイッチャーの音量ボタンで調節します。(音量を上げすぎないように注意してください。)

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  • 会場で用意する講演者PCの代わりに、講演者自身のPCやタブレットを、スイッチャーのHDMI 1に接続しても構いません。もしPCをUSBハブ経由で接続してスイッチャーに認識されないときは、MicrosoftまたはAppleの純正のUSBハブを使用してください。それでもうまくいかないときは、講演者のPCやタブレットをZoomに接続して画面共有してください。